【ひざ】軟骨のすり減りを減らす為の工夫：2021年12月28日｜カーム(Calm)のブログ

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投稿日：2021-12-28 08:41:31.0

【ひざ】軟骨のすり減りを減らす為の工夫: さて、

軟骨のすり減りを抑えるためには？？？

という話を前回はしました。

単純に、
・加齢だから
・繰り返しの負荷（スポーツや仕事）

といった側面からではなく、

軟骨の代謝

という違う角度からすり減りを減らすことができるのではという話をしてみました。

軟骨も人と一緒で、

健康を維持するには栄養をしっかり摂って、体内で代謝をし、いらないものを排泄する必要があります。

そして、この何処かがうまくいかないと、軟骨は変性しやすい軟骨に成り下がってしまいます。

●では具体的にどんなことが考えられるのか？

栄養に関して、

人の場合、季節のものや旬のものを調理していただくのが大切というのはよく聞いたことがあるのではないでしょうか？

逆に、コンビニ弁当やカップラーメンなどは健康には悪いですよね。

つまり、これらは栄養素の質の問題なわけです。

軟骨の栄養である滑液はどうでしょうか？

滑液はヒアルロン酸やたんぱく質等を含んでおり、成分として70%が水分で、そのほかコラーゲン、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸といった成分で出来ていると言われています。

もう少し具体的にいうと、
滑膜で作られますが、滑膜に分布する血管から血液が流入し、赤血球や白血球などの血球成分以外の血漿成分から造られます。この血漿成分に、さらに滑膜組織で合成分泌された、ムチン様成分(ヒアルロン酸のタンパク複合体)が加わることにより、血漿成分より粘性が強い液体となっています。

つまり、

・滑膜に流入している血液から作られる
・ムチン（糖タンパク質）によって粘性が調整されている

というところから考えると、例えば、

血中の糖分濃度が高いと粘性の高い滑液が作られてしまう。

ということも起こりうるのではないでしょうか？

他にも、体内の水分が足りなければ、結果的に滑液に含まれる水分の割合も減るでしょうしね。

臨床の施術の場面で、今滑液の成分がそれぞれ〇〇だから大丈夫！なんてことはできませんが、

やはり、普段食べている食べ物の質や下肢への循環動態（むくみ、冷え）は正常かといったことはそもそものベースの話として重要になってくると考えています。