【フェイシャル】物理で考える♪冬のマスク荒れの謎２：2021年11月25日｜ビューティーデイバイオーキッド(BEAUTY DAY by ORCHID)のブログ

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ビューティー

投稿日：2021-11-25 09:34:15.0

【フェイシャル】物理で考える♪冬のマスク荒れの謎２: こんにちは、オーキッドの山本です！

前回のブログでは、冬になったら急にマスク荒れし始めた人の原因についてご紹介しました。このブログでは、原因について詳しくお伝えします！

冬は気温が低いため、空気が水分を蒸発できる量が下がります。
そのため、皮膚やマスクの表面が“結露”のように濡れてしまいます。
皮膚がずっと濡れ続けた状態になると、肌がふやけます。

ではなぜふやけることがお肌にとって問題かお答えします！

肌表面は、弱酸性の角質層と、アルカリ性の顆粒層が、重なり合う絶妙なバランスでバリア機能を作っています。人間というのは本当によくできています。

皮膚は濡れ続けると、酸性の角質層のイオンバランスが崩れバリア機能が低下します。
そして長時間濡れた状態が続くと、細胞と細胞の隙間を埋める細胞間脂質（つまりセラミドなど）が流れ出します。

細胞学の先生が、こぞって「お風呂につかるのは15分程度にしましょう」という理由はコレです。血行促進などのメリットは、ちょっと置いておいて、細胞をメインで考えると、セラミドなどが流れ出て肌荒れするリスクが大きいのです。

ちなみに、イメージ図にある、角質とセラミドと水から作られる層を「ラメラ構造」と言ったりします。

マスクは当然15分以上付けています。数時間平気で付けていることがあります。
マスク内の皮膚はふやけた状態（ラメラ構造の崩壊）となります。

その状態でマスクを外したら…、ふやけた皮膚が、キンキンに乾燥した空気に晒されます。

イオンバランスが乱れ、さらに細胞間脂質が流れ出ている（細胞が剥がれやすい）状態の肌が、パリパリに乾燥し、角質が大量に剥離をし始めます。

つまり、夏に肌荒れしなかった人が冬に荒れ始めるのは、
あなたのお肌は、「擦れには強いけど、イオンバランスは乱れやすい」特性なのかもしれません。

ということで、原因は、
『マスクでムレムレにしてイオンバランスを崩壊させてから一気に乾燥させる。』　でした。

肌にとっては、もはや拷問です。笑

原因とメカニズムを知れば、適切な「予防」と「対策」を考えることができます。

次のブログで、「予防」と「対策」についてお伝えしますね！
ぜひご覧ください☆