分娩のとき骨盤はどう変化する？骨盤底筋はどうなる？：2019年12月14日｜ペルビックハート(Pelvic Heart)のブログ

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投稿日：2019-12-14 08:11:55.0

分娩のとき骨盤はどう変化する？骨盤底筋はどうなる？: 分娩のときに、骨盤や筋肉に大きく負担がかかるといわれますが、実際にどれだけ影響があるのでしょう？

■分娩とは？
分娩は1～3期に分けられます。出産は一般的に【分娩2期】を指します。

分娩2期は、『子宮口が全開し、胎児が出るまで』を指します。その時間は、初産婦で2～3時間、経産婦で1～1.5時間かかります。

■骨盤への影響は？
経膣分娩の場合、胎児の頭部の直径が約10ｃｍなので、それだけ骨盤の底面積は下方へ大きく広がります。

また、骨盤の前の左右の恥骨をつなぐ軟骨である“恥骨結合”は分娩のときに約4ｃｍ広がると言われています。骨盤のお尻側に“仙腸関節”といわれる関節があり、恥骨結合とともに、日常生活で骨盤が歪んだ姿勢をとっていると、骨盤の左右のズレが起こり、関節に剪断力が生じて痛みを起こします。対策としては、骨盤の歪みを整えること、日常生活での体の動かし方や姿勢を変えるなどの工夫するだけで、骨盤の関節の痛みは減らすことができます。

■骨盤底筋への影響は？
骨盤底筋は、妊娠のお腹の重みを下から支えているため、経膣分娩でも帝王切開でも、骨盤底筋へ負担はかかります。経膣分娩の場合、分娩2期の際、通常時と比べて約3倍以上引き伸ばされ、骨盤底筋はさらに負担がかかります。

分娩時間は短すぎても長すぎても骨盤底筋への負担は大きくなります。分娩時間が短く、産道を通るのが早い場合には神経が傷つくこともあります。また、骨盤の動きが良くないと、出産のときに骨盤が開きにくく分娩に時間がかかってしまいます。その分、骨盤底筋が伸びた状態が続くため、もちろん負担はかかってしまいます。

出産時の胎児が大きいほど、骨盤底筋への負担も大きくなります。赤ちゃんの出生体重が3,400ｇ以上であると、産後の尿漏れリスクも高くなります。

■どんな人が骨盤や骨盤底筋に負担がかかっている？
妊娠前と比べて、こんな症状がでている方は要注意！
・腰痛、骨盤痛
・尿漏れ
・臓器が下がっている感じがする
・良い姿勢が保ちにくい
・お腹やお尻のたるみ
当てはまる方は骨盤が歪んでいたり、骨盤底筋が弱くなっていたり、不安定な骨盤になってる可能性が。お早目の骨盤ケアをオススメします◎

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