アグニとオジャス（４）アグニとは？：2023年2月12日｜サント(santo)のブログ

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投稿日：2023-02-12 17:04:27.0

アグニとオジャス（４）アグニとは？: こんにちは。京都アーユルヴェーダサロンsantoのセラピスト木下です。ブログをご覧いただきありがとうございます。

前回、良質なオジャスを作るためには良質な材料(食事)が必要であり、それは栄養素というより生命素がたっぷり含まれているものであるべき、ということをお伝えしました。

しかし、どんなに良質な材料が手に入ったとしても、それを加工する職人がちゃんと働いてくれなければ、高品質な完成品は出来上がりません。
オジャスたっぷりの素晴らしいものを食べたとしても、ちゃんと消化できなければ、栄養にならずに未消化物(→体内毒素)になってしまいます。
大切なことなので度々お伝えしていますが、「食べる」対象は口から食べるもの以外にも感覚器官から入ってくる情報やそれに対して発動する感情も含まれます。感情も消化できなければ害になります。

では、消化の火「アグニ」とは、どんな存在なのでしょうか？
・熱い、鋭い、明るい(輝く)、軽い、火の質
・体温を調節している
・命の印(火が消えると冷たくなって死亡)
・消化/代謝活動を調節する(酵素の働き)
・健康、病気、老化(衰え)の循環に関わる要素の中心軸
・見る、理解するなどを司る光のエネルギー「テジャス」もアグニの力で働く

アグニが強ければ、バイタリティーがあり、顔色がよく、肌が輝き、目が輝き、自信・勇気・忍耐・やる気があり、体温が正常で、喜びや幸福感を感じ、快活で聡明、長生きします。
オジャスの強い人と特徴が似ていますが、これはアグニが強いとオジャスも強くなるからですね。

細胞１つ１つにもアグニが存在し、何を取り込むべきか排除すべきか知性をもって判断し、門番のような役割をしているそうです。なので細胞のアグニが弱くなると体内のゴミや毒素が入り込んでしまい、ガンになったり遺伝子レベルでの変質も起こる可能性がある、とのことです。

目に見えないものですが、自分の中にある火の存在とその役割、なんとなく感じられますでしょうか？