レントゲン撮影の仕組みと種類：2022年3月2日｜ふじさわ整体院のブログ

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投稿日：2022-03-02 19:22:29.0

レントゲン撮影の仕組みと種類: 健康診断などで一度はレントゲン撮影をしたことがある方が多いと思いますが、集団で短時間で撮る場合や造影剤を飲む場合など、その時々で撮影法が異なり「何が違うの？」と疑問に思ったことはありませんか？今回は体内の状態をみる画像検査の中でも馴染み深いレントゲン撮影の仕組みと種類について解説します。

■レントゲン撮影とは？

レントゲンはX線を使用した画像検査法で、X線検査と呼ばれます。X線とは1895年にドイツの物理学者ヴェルヘルム・レントゲン博士によって発見され、「目に見えない光、不思議な光」からX線と名付けられました。X線は可視光線や紫外線、赤外線と同じく電磁波であり、波長が極めて短いため物質を透過する性質があります。

■レントゲン撮影の仕組み

X線は比重が大きいものは透過しにくく、比重が小さいものは透過しやすいという特性があります。その特性を検査として利用したものがレントゲン（X線）撮影です。X線を人体照射し撮影することで肺などは空気が多く比重が小さいため黒く写り、骨は比重が大きいため白く写ります。

■レントゲン撮影の種類
X線撮影には3つの種類があります。

・単純X線撮影
特徴：短時間で広い範囲を撮影できる。
緊急時の対応、集団検診（肺がん検診の胸部X線撮影）
マンモグラフィー（乳がん）
胆石症、大腿骨骨折　などの診断に使われる

・X線断層撮影
特徴：体内のある部分だけに焦点を合わせそれ以外をぼかすことで、対象物をより鮮明に確認することができる。
肺がん、後十字靭帯骨化症などの診断に使われる

・X線造影
特徴：ある組織だけを鮮明に写し出すため目的とする部位（臓器）に造影剤を投与。そこでX線を阻害したり逆にX線をよく透過させることにより周囲とのコントラストを強調する。

【造影剤の使い分け】
硫酸バリウム：粘土が高いため腸内などの溜まって欲しい箇所の検査に使用される
ヨード：粘土が低いため血管、尿路、卵管などの溜まって欲しくない箇所の検査に使用される

■まとめ
今回レントゲン撮影の仕組みと種類についてお話ししました。ふじさわ整体院では病院で行った画像診断を参考にしながら施術内容を相談するとこができますので、「腰痛で病院へ通ったけれど改善しない…」という方はぜひ一度ご相談ください。