動きの癖とゆがみ：2021年8月23日｜カイロプラクティックリズムのブログ

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投稿日：2021-08-23 15:23:35.0

動きの癖とゆがみ: ヒトのカラダには動きやすい運動のパターンがあります。わかりやすく言えば、動きのクセです。このクセは、カラダの特定部分に負担をかけ続けて、痛みやトラブルを引き起こします。
動きの癖は朝起きて次の日の朝起きるまでの行動の癖です。動的な癖と静的な癖があります。

たとえば、イスに座って足を組むときに、右足か左足のどちらか決まった方をいつも上にして足を組んでいるでしょう。逆の足を上すると、すごく違和感があってその姿勢を維持していられない感覚になると思います。
体には非対称のクセが存在します。

野球選手の場合、右投げ右打ちの選手は常に左方向へカラダを捻ります。
ゴルフだと打つ方向で必ず1方向にねじっております。
体幹の回旋の可動域を調べてみると、左回旋の方が動きは大きくて右回旋の方が動きが少なくなっています。このように、日頃行っている動きによって、カラダの動きやすい方向というものが作られて行きます。

静的な癖も存在します。
先述した足を組む動作。女性でしたら横すわり、ぺったんこすわり。
PC作業をする際の座っている姿勢、椅子の高さとテーブルの高さによって背中が丸くなっていたり、首が画面に向かって突っ込んでいたり。
ソファに横になってテレビを見る（大体向きは同じです）、スマホを見る（操作は片手ですね）。
肩掛けカバン（反対でかけると違和感しかないでしょう）

日常動作でも動的な癖はあります。
下の物を拾う時に腰を折り曲げて拾う、デスクの右引き出しを腰をひねって取り出そうとする。
高い所の物を取ろうとする際に背伸びをする。

職業特性もあります。
その仕事特有の動きと癖。
運転手だとずっと座っていてさらに座っている間ずっと振動が。

常に動きやすい方向、同じ方向へカラダを動かしていることで、同じ部位に負担がかかり続けます。その結果、「いつも痛みが出るところが一緒」という現象が生じます。この痛みを改善するためには、カラダの硬さの改善や筋力の弱い部分の改善、姿勢や動作などを修正していく必要があります。
日々何げなく行っている動作が長年続くことで、気づかないうちにカラダにクセや歪みが作り出されています。治療でカラダのクセや歪み、痛みを取り除いても、同じような環境で生活をすると、またすぐに元に戻ってしまいます。特に重要なのは、このカラダを作り出している原因や環境を見直すことです。