【新メニュー】びわの葉温灸始めました前編【温活】：2023年11月17日｜スピロソフィアのブログ

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投稿日：2023-11-17 18:11:10.0

【新メニュー】びわの葉温灸始めました前編【温活】: こんにちは、国立市の整体院スピロソフィアの光田です。
国立駅から歩いて約5分、国立市公民館のすぐ側、Cafe&bar ELKの隣です。

最近、ほっとペッパービューティでは鍼灸カテゴリーができたので、スピロソフィアでも鍼灸のメニューを掲載し始めました。

今回は、新メニューの『びわの葉温灸』の紹介をしたいと思います。
びわの葉療法はもともと仏教医学としてわが国に伝えられたもので、3000年以上の長い歴史をもっています。

特徴としては、原因のわからない慢性的な不調に有効といわれております。

お釈迦様が説いたインドの古い「大般涅槃経（だいはつねはんぎょう）」第9巻「如来性品」には「大薬王樹、枝葉根茎ともに大薬あり、病者は香を嗅ぎ手に触れ、舌に嘗めて悉く諸苦を治す」「譬へば薬樹ありて、名を薬王と曰うが如し。諸薬の中に於いて、最も殊勝為り。（中略）以て創に塗り、身を熏（くん）じ、目に塗り、若（もしく）は見、若は嗅げば、能（よ）く衆生の一切の諸病を滅す」と、びわを「大薬王樹」薬の王様の木であると、びわの薬効が記されているそうです。

大般涅槃経の原文を見たわけではないので、本当に書かれているのかはわかりませんが、色々調べていたら法華経にも大薬王樹という言葉があったので、この言葉じたいは使われているっぽいですね。

中国では『本草綱目（ほんぞうこうもく）』にびわの葉の薬効について咳を止め、気を下して熱を治すと記されております。

日本では、奈良時代に仏教の伝来とともに中国の僧医によって伝えられました。

当時、重税による貧困や病に苦しむ人々の為に、施しの心を持つ光明皇后が天平二年（730年）に諸国の薬草を集めて貧しい病人に施す「施薬院（せやくいん）」を置き、貧窮者や孤児を救済する「悲田院（ひでんいん）」も創設されました。

施薬院で、びわ療法を採用することにより、全国のお寺にも広まっていき、お寺の境内にびわの木を植えて、びわの葉療法を行っていたようです。

この時代のびわ葉療法は、びわの葉に経文を書いて火にあぶり、それを皮膚にのせたり、陰陽師がびわの葉を患部に充てて印を結ぶ呪法を唱えていたそうです。

ありがたさが増し増しですね。

後編につづく！