妊娠中の静脈瘤：2023年8月16日｜ミレーヌ(MYLENE)のブログ

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投稿日：2023-08-16 23:44:11.0

妊娠中の静脈瘤: 「静脈瘤」は、男性よりも女性で発生する傾向が高く、
特に、長時間立っていることが多い方や肥満、加齢も
静脈瘤が起こりやすい原因の一つです。
また、便秘気味で息むことが多い方も起こりやすいとか…？！

そして、妊娠中に起こりやすい症状の一つでもあり、
妊娠中に初めて発生する場合があります。

お腹(子宮)が大きくなり、
下大静脈や骨盤内の静脈が、子宮に圧迫されると
足に血液がうっ滞することで静脈瘤ができやすく、
足のつりやむくみ、また、静脈内に血の塊ができる
深部静脈血栓症になることもあります。

＊下大静脈は、子宮の後ろにある太い血管で、
左右の足を流れた血液が心臓に戻るときに必要な静脈です

また、静脈には逆流を防ぐために静脈弁がありますが、
妊娠中は血液量の増加や、女性ホルモンの作用で
血管が拡張したりで静脈弁が適切に機能しなくなり、
血液が逆流して溜まりやすくなり、足の静脈がふくれて静脈瘤になるともいわれています。

妊娠中に静脈瘤を経験する方は1～2割ほどで、
静脈瘤に気づくのは「膝の裏」や「足の付け根」などですが
外陰部や膣、肛門付近にできることもあり、
分娩時に出血する可能性があります。
また、血管が赤紫や青く浮き上がったり、
くねくねと蛇行したり、毛細血管がくもの巣のように
見えることもあるので心配になりますよね…

しかし、この妊娠による静脈瘤の大多数は、出産後ほとんど目立たなくなります！
また、妊娠中の手術や薬の投与は、おなかの赤ちゃんへの影響が心配されることから、通常は行われません。

ですが、妊娠中に症状を悪化させないことが大切です！

そのためにも、立ち仕事を少なくし、
寝る時はクッションなどで足を心臓よりも少し高くしたり、
マッサージをしたり、血液が心臓に戻りやすい状態を作りましょう◯

そして『弾性ストッキング』や『着圧ソックス』も効果的です◎
これらは、市販のものだけでなく
医療用もあるので医師に相談すると良いと思います◯

また、運動不足で下半身の筋力が弱くなると
血液の戻りが悪くなるので、お腹が張らない程度に歩いたり軽い運動を心掛けて下さい＊

※出産後も静脈瘤が消えない場合は、
通常の伏在型静脈瘤と妊娠静脈瘤が合併している可能性があるので、出産後に超音波検査で静脈瘤が完全に消えたかどうかチェックすることをおすすめします！