妊娠中の低血圧：2024年12月14日｜ミレーヌ(MYLENE)のブログ

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投稿日：2024-12-14 13:20:12.0

妊娠中の低血圧: 妊娠中に低血圧になった場合、
どのような症状がみられるのでしょうか？

■低血圧の種類
低血圧には主に2つの種類があります。

◯起立性低血圧

こちらは、通常でも起きますが、妊娠中はより高い可能性で発生しやすくなります。
【症状】
妊娠により、血圧の調節機能が働かず
起立時に立ちくらみやめまいなどが起きる。
この時に、転倒して腹部を打ったりする危険性がある。
【対策・予防方法】
急激な動作の変化は避けましょう。
長時間立ち続けるような作業も×

◯仰臥位（ぎょうがい）低血圧症候群

これは、仰向けの時に低血圧を起こしてしまうものです。
この場合は、妊婦の発生率が高いとされています。
【症状】
仰向けの姿勢になると、大きくなった子宮が
大きな血管部分(下大静脈)を圧迫し、
急激に低血圧を引き起こすことがあります。
【対策・予防方法】
仰臥位低血圧症候群は下大静脈が圧迫されて起こります。
その為、母体の意識が遠のくなど不快症状が起きたら、
すぐ仰向けの体制をやめて
左側を下にして横向きにしてください！
お腹に負担をかけない体勢を取るようにしましょう。
子宮による下大静脈の圧迫を取り除くことで
直ちに症状が回復します。
頭を高くして寝るようにするなどの対策も◎

どちらの症状も、妊婦にとって
無理な体勢をすることで発生する可能性が高いので、
できるだけ無理な体勢を避けて、安静に！

■妊婦の低血圧が胎児に与える影響

妊婦が低血圧になることは、
高血圧の場合よりも妊婦への影響が少ないです。
そのため、直接的に母体やお腹の赤ちゃんに
悪影響を及ぼすということはありません。
しかし、起立性低血圧で転倒して
お腹をぶつけてしまう危険はあるので注意しましょう！
つわりなどで食事を取りづらい時期は仕方のないことですが
そうでなければバランスよく3食取り、水分も適度に取るようにしましょう！
また、睡眠をしっかりとることも低血圧を防ぐ1つの方法になります！

【まとめ】
◯妊娠に伴う低血圧はほとんどの場合で
　妊娠中の影響はなく、胎児にも問題はない
◯妊婦が低血圧の症状を起こした時は
　無理に動かさず体勢を整え、安静にする
◯妊婦の低血圧は高血圧よりもリスクが高いわけではなく
　過剰な不安を感じる必要はありませんが、
　生活に支障をきたす場合は、医療機関などに相談しましょう。