肩こりの話-3 菱形筋：2021年1月13日｜整体院チーム蒼のブログ

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投稿日：2021-01-13 01:35:33.0

肩こりの話-3 菱形筋: 整体院-team-蒼web担当の岩下です。
前回は、姿勢を見る事、骨盤と肩甲骨を見る事が大切とお話させて頂きました。今回も肩甲骨の話を引き続き話していきたいと思います。

肩こりさんの多くは猫背で肩甲骨周りの筋肉や肩甲骨もガチガチに固まっています。
肩甲骨が肋骨にピタっとくっついている感じですかね。
肩甲骨の周りの筋肉が硬くなって、肩甲骨の可動域を制限しています。
固まった肩甲骨をはがして動かすことが肩こりの改善の道です。

この肩甲骨の構造なのですが、
鎖骨だけが肩甲骨と繋がっているので、他の骨に比べて自由な動きができるのが特徴です。

肩甲骨の動きには多くの筋肉が関わり、運動方向は6方向なんです。
肩甲骨の拳上（きょじょう）
肩甲骨の下制（かせい）
肩甲骨の内転（ないてん）
肩甲骨の外転（がいてん）
肩甲骨の上方回旋（じょうほうかいせん）
肩甲骨の下方回旋（かほうかいせん）　
下の図。
今回、肩甲骨の動きで多くの筋肉が関わっているうちの一つ、
僧帽筋（そうぼうきん）のすぐ下にある、
小菱形筋（しょうりょうけいきん）
大菱形筋（だいりょうけいきん）
のお話をします。
下の図
菱形筋の主な作用の動きは、
肩甲骨の内転（ないてん）
胸を張る動作。肩甲骨同士が近づく動き。
僧帽筋中部繊維、大菱形筋、小菱形筋を使います。

肩甲骨の下方回旋、（かほうかいせん）
上げた腕を下げる動作。
大菱形筋、小菱形筋、僧帽筋下部繊維、小胸筋を使います。

肩甲骨の挙上（きょじょう）
肩をすくめる動作。
肩甲挙筋、僧帽筋上部線維、大菱形筋、小菱形筋を使います。

が菱形筋の主な作用です。

なんだか聞き慣れない言葉ばかりですね。
みなさん、ついて来てますか？笑

この菱形筋を緩めるには、直接揉んでもなかなか緩みません。
アナトミートレイン筋膜組織の理論では、
菱形筋と前鋸筋（ぜんきょきん）は筋膜の繋がりが大事と言われています。
そこでまず、前鋸筋（ぜんきょきん）をゆる事が大切です。
前鋸筋。下の図。
前鋸筋が凝っていると、
肩甲骨を外側へ引っ張ぱり、繋がりの深い菱形筋のも引っ張られます。

この前鋸筋を緩める事が出来たら、菱形筋もゆるみます。直接リリースするより早いです。
肩甲骨の内側が辛い方。前鋸筋をリリースてみて下さい。
自分で難しい方は、当院でお待ちしております。