何ができる？多嚢胞性卵巣症候群と診断されたら：2024年7月1日｜錦糸町はり灸院のブログ

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投稿日：2024-07-01 22:39:09.0

何ができる？多嚢胞性卵巣症候群と診断されたら: 多嚢胞性卵巣症候群（PCOS)と診断されたら
自分で出来ることをお話ししていきます

1、運動、減量
実は原因がはっきりわかっていないPCOS。
しかし、肥満などによって血糖を下げるホルモンであるインスリンが過剰な状態が続くと、男性ホルモンが増加して卵胞の発育を抑制し、卵巣の膜を厚くして排卵を妨げてしまうと言われています。

なので、BMI値が25以上の方はまず、運動と減量からはじめてみましょう。
肥満の解消は、妊活だけでなく、出産のリスクも下げてくれますよ！

2、食事管理
こちらも全員に当てはまるものではないですが、インスリン抵抗性が原因である事があります。
インスリン抵抗性がある方、指摘されている方は特に重要になってくるのが、血糖値が急上昇しないお食事を意識することです。

・甘いものが好きでちょこっとおやつが欠かせない
・朝やお昼はもっぱら菓子パン
・お腹が空くと甘いものを食べがち
の方は要注意。

血糖値が上がりやすいお食事をし続けていくことは、ホルモンバランスの乱れ、強いては自律神経の乱れにも繋がっていきます。
精製されている白砂糖は吸収がよく血糖値を急上昇させます。
お料理につかうお砂糖も、精製されすぎていない黒糖や甜菜糖、きび糖がおすすめです。

3、東洋医学での体質改善
西洋医学の治療は原因や解決策、治療法があれば即効性のある治療です。しかし、PCOSの方はこれといった原因が見当たらない方も多いのが正直なところです
鍼灸治療を筆頭にした東洋医学は、病気にフォーカスをしないので、PCOSの治療！となると出来ますとは言いにくいです。科学的エビデンスも出ていないのが事実です
しかし、その人ひとりひとりのお身体の体質、状態を診て改善していくことができます。

卵巣機能やホルモンの働きが正常になっていないのは、身体のどんな機能がうまくいっていないのだろうか？というところを、気、血、水や臓腑といった東洋医学的な視点から診て、その人本来の状態が取り戻せるようアプローチしていけるのが鍼灸治療のいいところです。

原因がはっきりしている
『病気』ではなく
肩こりや腰痛、冷え、不妊など『症』と言われるものに関してはとくに、東洋医学という視点を変えてみることも解決の糸口になると思います。