自然な笑顔と作り笑いの科学的違いとは？：2024年6月29日｜プライム板橋(PRIME)のブログ

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投稿日：2024-06-29 13:14:44.0

自然な笑顔と作り笑いの科学的違いとは？: こんにちは、プライム板橋です！

誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
カメラに向かって笑顔を作ろうとしたのに、
どうしても自然な表情になれず、
ぎこちない笑顔になってしまうこと。

せっかくの記念写真なのに、
自分だけが不自然な笑顔を浮かべていて、
後で見返すたびに少し恥ずかしくなる…。

そんな経験、一度や二度ではないはずです。
でも、安心してください。
これは決して自分だけの問題ではありません。
実は、意識的に作った笑顔が不自然になってしまうのには、
科学的な理由があるのです。

なぜ、心から湧き出る笑顔と作り笑いには、
こんなにも大きな違いが生まれるのでしょうか？

その謎を解く鍵は、意外にも19世紀のフランスにありました。
ある解剖学者の発見が、笑顔の科学的研究の扉を開いたのです。
さらに驚くべきことに、この違いは単に表情筋の動きだけでなく、
脳の活動パターンにまで及んでいることが、
現代の脳科学研究で明らかになっています。

自然な笑顔と作り笑いでは、
使われる脳の部位が全く異なるのです。

19世紀の解剖学者B.デュシェンヌは、
真の笑顔を科学的に特定しました。
彼は顔の2つの筋肉、
大頬骨筋と眼輪筋の同時活動が真の笑顔を示すと発見し、
これは「デュシェンヌ・スマイル」と呼ばれます。

作り笑いでは眼輪筋が活性化せず、
目の周りに笑い小じわができません。

この違いは、笑顔を作る脳の神経回路の違いに起因します。

本物の笑顔は大脳辺縁系から始まり、
扁桃体や視床下部を経て錐体外路で処理されます。
これにより無意識的で自然な笑顔が生まれます。

一方、作り笑いは大脳皮質の運動皮質から始まり、
錐体路を通じて意識的に作られます。この経路では感情中枢が関与せず、
表面的な表情のみが作られます。

また、カメラ前での笑顔がぎこちなくなる要因として、
自意識の高まりも挙げられます。
外見への過度な意識が不安やストレスを招き、
表情のこわばりにつながります。

写真で自然な表情を作るには
リラックスする事が必要ですね。