253.「広告でよく見かけるHMBの本当の効果とは？」：2022年9月28日｜パーソナルジム土浦きんに君のブログ

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投稿日：2022-09-28 01:00:23.0

253.「広告でよく見かけるHMBの本当の効果とは？」: 結論

筋肉の合成作用
筋肉の分解抑制作用
トレーニングによるダメージ軽減

※摂取の方法

土浦きんに君　金子祐希

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YouTube広告などで、プロテインの１００倍の効果！！なんて事を見た事がある人は多いかもしれないです。
HMBとは必須アミノ酸の１つであるロイシンの代謝物であり、20ｇのロイシンで1ｇのＨＭＢに変換されると言われています。実際の効果はどのようなものなのでしょうか？

・筋肉の合成作用

細胞を増殖させるシグナル伝達経路を「ｍＴＯＲシグナル伝達経路」と呼びます。
この経路を活性化させることにより、筋タンパク合成が高まります。
ＨＭＢにはこの経路を活性化させる作用があります。

・筋肉の分解抑制作用

体内には、タンパク質の品質管理を行うシステムがあります。
これを「ユビキチン・プロテアソーム系」と呼びます。
この品質管理システムは、生命維持活動において必要じゃないと判断されたタンパク質を分解・排出する機能があります。筋トレで発達した筋肉はこの格好の的になってしまいますので、これをブロックする役目があります。

また、筋肉を減らすタンパク質に「ミオスタチン」というものがあります。
このミオスタチンは生命維持活動のために筋肉が増えすぎないようにする役目があります。
これも抑えてくれる役割があります。

・トレーニングによるダメージ軽減

トレーニングで筋細胞膜がダメージを受けると、不安定な状態になります。
すると、コレステロールの合成や、ホルモンの合成にも影響を与えますが、ＨＭＢは筋細胞膜を安定させる作用があります。

※摂取の方法

ＨＭＢは摂取してから効果が半減するまで２時間半。
数多くの研究において、効果がある量は１日３ｇ程度とされています。
1ｇを３回に分けるか、500ｍｇを６回に分けることで、血中濃度を安定させることが可能になります。

また、ＨＭＢと組み合わせることで相乗効果を発揮するサプリメントは「クレアチン」になります。クレアチン、ＨＭＢ、両方摂取の３群に分けて３週間の実験したところ以下のような結果が見られました。

※除脂肪体重と各エクササイズの使用重量の増加量
・クレアチンのみ　0.92kg　39.1kg
・ＨＭＢのみ　　　0.39kg　37.5kg
・クレアチン＋ＨＭＢ　1.54kg　51.9kg

付け加えておきますと、筋トレがしっかり出来ていないと意味は無いです。