大腿骨と骨盤の骨梁システム：安定性を支える仕組み：2024年11月4日｜ESL 都立大学のブログ

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投稿日：2024-11-04 01:21:58.0

大腿骨と骨盤の骨梁システム：安定性を支える仕組み: こんにちは、ESLです。

私たちの体が安定して動けるのは、骨の内部にある「骨梁（こつりょう：骨の中で力を分散するための支え構造）」が支えています。今回は、特に大腿骨（だいたいこつ：ももの骨）と骨盤の骨梁に注目し、どのように体を支え、負担を分散しているかを解説します。

大腿骨の骨梁システム

大腿骨は体重を支える大切な骨で、その内部には2つの主な骨梁システムがあります。

弓状束（きゅうじょうそく：アーチ形状に広がり、引っ張り力を支える骨の支え構造）　大腿骨の外側から上部に向かって広がり、引っ張る力に耐える役割を持ちます。

骨頭束（こっとうそく：大腿骨の頭部にかかる押される力を支える構造）骨の内側から上に向かって伸び、骨への圧力を支える役割を果たします。

転子部骨梁束（てんしぶこつりょうそく：骨の側面にある支え構造で、骨全体の安定性を高める）　大腿骨の外側に位置し、全体の安定性を強化します。

これらの骨梁が組み合わさることで、体重を効果的に分散し、骨への負担を軽減します。

骨盤の骨梁によるサポート

骨盤も骨梁によって安定性を保っています。上半身の体重を左右の股関節へ分散し、体の土台を安定させます。

仙骨臼蓋骨梁（せんこつきゅうがいこつりょう　骨盤の中央から股関節に広がり、衝撃を吸収し骨盤を安定させる骨の支え構造）。

仙骨骨梁（せんこつこつりょう　仙骨（せんこつお尻の中央の骨）から坐骨（ざこつ座った時に体重がかかる骨）に伸びる支え構造）座った時の体重を支えています。

これらの骨梁があることで、骨盤が体の動きに対応しやすくなり、全体のバランスが整います。

加齢と骨の健康

年齢とともに、大腿骨や骨盤の骨梁が弱まり、骨折リスクが高まります。日常的な運動や栄養バランスの取れた食事で骨を強化することが大切です。

まとめ

大腿骨と骨盤の骨梁システムは、体の安定性を支え、日常の動作をサポートしています。これらがしっかり機能することで、健康的で快適な生活が可能になります。定期的なケアで骨の健康を保ちましょう。

この記事を書いたトレーナー
山岸慎（やまぎしまこと）

パーソナルジム STUDIO KOMPAS 渋谷店
東京都渋谷区南平台町13-11 南平台WEST 地下102