お悔やみ欄：2024年2月10日｜円山漢祥院円山整骨院のブログ

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プライベート

投稿日：2024-02-10 09:22:00.0

お悔やみ欄: 新聞の訃報欄をよく見るようになったのはここ10年くらいでしょうか。
その前まではそれほど関心はなかった気がします。

母が元気なころは老眼鏡をかけながらでも時間をかけてお悔やみ欄を見ていました。
母に、なんでそんなにみているの？と聞くと、亡くなった人を最後に思い出してあげたいからね。
人はよく二回亡くなるっていうでしょ？

え？聞いたことはないよ。

一度目はその人が亡くなった時、そうして二度目はその人を覚えている人もいなくなった時。

亡くなった人と少しでもどこかで知り合っていたら思い出してあげたいんだよね。
だから確認をしてるの。

聞いたときは意味がわかりませんでした。なんだそりゃ？くらいの事を言って通り過ぎた会話だったと思います。
数年経過して、その言葉を思い出すことが何度もあり、僕も新聞のお悔やみ欄をよく見るようになりました。
当院の患者さんのカルテナンバーはもう5000を超えているのですが、実質は電子化していなかった時期数年もありますので、＋５００くらいでしょうか？
その方と少しでも触れ合ってきたことになります。

生涯、何人の方とすれ違うのでしょう。

そんな風に考えると、今の仕事をしていてすれ違う人は多い仕事なのだろうと思います。

ごく稀に、以前いらしていただいた方のお名前を見かけることがあります。
そのころの事を思い出します。

あんな雪の日にいらしていただいたなぁとか、あれだけ痛がった足はどうなったのかなとか。
時にはご家族のこと、ご家庭のこと、いろいろなことを思い出してご冥福をいのるのです。

そんなクセがこの10年ついていました。
それでお悔やみ欄を見て物思いにふけるのです。

今日は母の面会に午後から行ってきます。
もう以前の状態ではないでしょうからショックを受けるでしょうが、現実は受け止めないといけません。

またその後の事はここで報告させていただきます。