妊婦さんの理想の寝方【シムス】：2022年5月11日｜カイロライン国分寺整体院のブログ

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投稿日：2022-05-11 16:49:01.0

妊婦さんの理想の寝方【シムス】: 当院ではマタニティ整体もやっており、妊婦さんも多くご来院されています。
施術する時はお腹に負担が来ないように、横向きと仰向けで施術をしていきます。

まず最初に横向けでの施術からしており、横向きの姿勢になって頂いた後、片側の足にクッションをいれ、いわゆる【シムス位】の体勢になってもらいますが、このシムス、意外と知らない方が多くいらっしゃり、ちょっと驚くことがあります。

２人目の妊娠で来院された方に、「お一人目の妊娠中はこの寝方してまたよね？」と聞くと、「いえ、こんな寝方知らず、ずっと仰向けで寝てました！」と言われる方もちらほら（笑）

シムス位とは19世紀に産婦人科のDr.James Marion Simsが提案した体位で、シムスの体位とも言われています。

どんな体位かと言うと、簡単にいって横向け寝です。

妊娠中期～後期になると子宮が大きくなり、仰向けで寝ると背中の右側にある下大静脈が圧迫される事により、血行不良から脚のむくみや低血圧による眩暈や気持ちの悪さなどが出ることもあります。

普通に横向きで寝るのではなく、理想としては上の図にあるような抱き枕やクッションなどを足にはさむのがいいそうです。

また寝る向きとしては、下大静脈は背中の右寄りにあるので、出来れば左下で寝ることがおすすめです。

そして、下になる左足は真っ直ぐにし、上に来る右足は股関節と膝を曲げるのが良いとされており、更にはお腹に負担が出ない程度で少しうつぶせ気味に身体をかぶせる感じが理想的なシムス位です。

さらに血流の問題だけではなく、妊娠後期になると反り腰になるため腰回りの緊張が強くなり、痛みや張りもでます。

シムス位で寝ることにより腰を丸めるので、腰回りの筋肉を伸ばし、腰痛や腰の張りを和らげることにもなります。

ただし、仰向けが絶対にダメということはなく、腰や血圧などに問題がなければ、自分が一番楽な姿勢(うつ伏せ以外）で寝ても大丈夫そうです。もし仰向けで寝る時は膝下にクッションをいれると反り腰が緩和され、仰向け寝が少しは楽になります。
また寝る前に腰回りのストレッチなどするのもオススメですよ。

自分にあった負担の少ない寝方で、快適な睡眠になるといいですね。

当院では施術だけでなく生活での注意点やご自宅で出来るストレッチ等もお教えしてますので、マタニティ関連でお悩みの方は一度お問い合わせください。