足底腱膜炎：2024年3月26日｜船橋カイロプラクティックのブログ

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投稿日：2024-03-26 11:14:29.0

足底腱膜炎: 直立歩行を行う人にとって
足部は唯一地面に接して荷重を直接受ける部分です。
小さな足部で荷重を受けなければならなので
足部には3つのアーチが存在します。
〇外側アーチ
〇内側アーチ
〇横アーチ
アーチを維持するために、足底には多数の筋肉・腱がありこれらは足底筋膜に覆われています。

そこでややこしいですが
足底腱膜ですが
内外側筋間中隔の間にある足底筋膜が強い縦走線維束からなっておりこれを足底腱膜といいます。
踵骨隆起の主に内側突起から
第1～5趾の基節骨に付着します。

足底腱膜は荷重負荷に対して
足部アーチを保持する機能を有していて
立位時に足部に加わる荷重の約半分は踵部に伝達されるため
踵骨付着部の足底腱膜は前足部より厚い構造をしていると考えられています。

足趾を伸展すると、足底腱膜の前方部分は
遠位側に滑走し足底腱膜の緊張が亢進することで前足部の剛性が高まります。
歩行の立脚終期で前足部の剛性を高め
しっかりと床面を蹴り出すためには足底部の緊張が必要になります。

ではなぜ踵骨付着部は痛くなるのでしょうか

足底腱膜の疼痛部分は踵骨付着部や足底腱膜中央部側・中足骨頭部と多岐にわたります。

1）足底腱膜の緊張が亢進した場合
　歩行や走行によって、踵骨付着部に繰り返し強い牽引力が加わり繊維軟骨付着部に損傷が
　生じているので痛みが生じる
2）足底腱膜の緊張が低下した場合
　緊張が少ない場合立脚初期～中期に痛みが生じます。
　この時足底腱膜の踵骨付着部に最も大きな力が加わっています。
　
　立脚初期～中期に足底腱膜の緊張が低下した状態では
　荷重応力が分散できず、踵付着部に荷重応力が集中するため疼痛が生じると考えられています。

〇足底腱膜炎に対する運動療法

1）緊張が亢進した状態では足底腱膜の柔軟性を高めるためのストレッチが有効になります。
　またアキレス腱のストレッチも有効となります。
2）緊張が低下した場合は適度な緊張が必要になるため短趾屈筋の筋力強化によって
　足底腱膜の緊張を亢進させ踵骨付着部に加わる荷重を減らし痛みの発生を抑える
　ことができます。

足底腱膜炎は足だけの問題ではなく骨格のゆがみからも発生する要素をもっています。

足底が痛い方は当院までご相談ください。

＃足底腱膜炎　＃足底筋膜