首肩こりの原因、実は足首の硬さが全身に影響：2022年2月2日｜ここな整骨院のブログ

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投稿日：2022-02-02 20:59:25.0

首肩こりの原因、実は足首の硬さが全身に影響: この前来られた患者さんは、学生さんで首肩が慢性的に凝っている、頭痛もあり何とかしたい。という要望でした。
当院では問診後、可動域や筋出力等の機能検査から行なっています。頸部、肩に違和感があるのですが、頸部肩にとらわれてその部位だけ施術すると、その場の一時しのぎで終わることが多いのです。
　腹圧、肩甲骨可動性、胸部回旋性、斜角筋（頸部の緊張）、前鋸筋、菱形筋僧帽筋、（肩甲骨の安定性）、広背筋（手の挙上）のスクリーニング評価では、回旋性に若干左右差があるだけで、他の機能性に問題はありませんでした。
ただ患者さん本人が、肩や首に違和感を感じるから来店されたのですから、大きな問題がないことを納得していただく必要があります。いろいろと聞いていくうちに２年前までは運動をしていた。その時は下半身に違和感があり、骨格矯正的な整体院で「ハムストリングスが硬い」と言われたことがある。運動を辞めてから下半身の違和感より肩首コリがひどく気になるようになった。というエピソードを伺うことができました。
現在の姿　首、肩が慢性的に凝っている。頭痛があり肩の筋肉が硬い気がする。
　　　　↓　　　　（課題）
あるべき姿（目標）慢性的な首、肩こりをなくしたい

この方の目先の課題　｛肩甲骨周囲筋を緩める｝　指先からラジオ波で温熱を入れながら筋膜リリース、立体動態波、チタンマッサージガン、手技によるマッサージ
＊さらに「ハムストリングスが硬い」というエピソードから下半身のチェックも行いました。
腸腰筋、梨状筋の状態は良好ですが、足首（直角が０°）が硬く背屈（引き上げるように動かす）が両方とも５°以下でした。つまり足首が硬い為に歩行時上半身を前に倒そうとするとある角度で止まってしまい、代償として足先が開いて上半身前に倒しこむようになり、かき回し歩行になりやすいのです。ハムストリングスが伸ばされることない状態となります。本人も自分の歩き方に違和感を持っていたようです。足首の牽引リリースを行うと可動域が１０°以上に改善し、和式トイレ座りができるようになりました。足首が硬いことで歩行がおかしくなり、腰や肩が緊張していたものと思われます。人の身体は可動性と安定性が交互に存在し、スムーズな動きを生み出しているのです。一つの関節の動きがおかしくなると代償が働くのです。