座りすぎは毒？1日8時間以上座ると寿命が縮む？：2025年2月16日｜ノーブルのブログ

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投稿日：2025-02-16 17:56:30.0

座りすぎは毒？1日8時間以上座ると寿命が縮む？: デスクワークやスマホ時間の増加で、現代人は1日に何時間も座り続けている。しかし、長時間座ることが健康に悪影響を及ぼすことはあまり知られていない。睡眠時間より長く座りっぱなしの生活を送る人が多く、その危険性は深刻だ。8時間以上座ると寿命が縮むとも言われる。座りっぱなしは健康リスクを高め、寿命を縮める可能性があるため注意が必要

海外の学会では、座り仕事は新種の癌とも言われており、長時間座ることのリスクは、単なる運動不足ではなく、巡りの低下や姿勢の悪化によって健康問題を引き起こすことにある。座っている間、足の筋肉がほとんど使われず、巡りが滞りやすくなる。ふくらはぎの筋肉は血液を心臓に戻すポンプの役割を果たし、その働きが低下すると、むくみや冷えなどの不調が生じやすい。これは軽いエコノミー症候群に近い。

長時間の座りっぱなしは巡りを悪化させ、内臓脂肪が蓄積しやすくなる。1日8時間以上座る人は、生活習慣の乱れによる不調のリスクが高まることが研究で示されている。さらに、巻き肩の姿勢が続くことで、肩こりや腰痛、50肩の要因にもなりやすい。日本人の骨格は農耕民族の名残で肩の位置が前方についており、狩猟民族は肩の位置が後方にある。そのため、日本人は特に巻き肩になりやすい傾向がある。また、座りっぱなしは酸素の巡りを悪化させ、集中力や判断力を低下させ、脳のパフォーマンスにも影響を及ぼす

このリスクを軽減するには、1時間に1回は立ち上がることが重要だ。実際、アップルウォッチには「スタンドアップ」という機能が搭載されており、1時間ごとに立ち上がるよう通知される。この機能は、座りっぱなしによる健康被害を防ぐために開発された。立ち上がって軽く体を動かすことで、巡りが促進される。また、ふくらはぎの筋肉を意識的に動かし、かかとの上げ下げを行うと巡りの改善に役立つ。

歩く習慣を身につけることも有効だ。昼休みに短時間のウォーキングを取り入れたり、可能なら立って仕事をする環境を整えるのも有効だ。特に、日常の歩き方を三本指歩行に変えることで、特別な時間や手間をかけずに改善が期待できる。この歩き方は、人差し指・中指・薬指を使って蹴り出す方法で、体幹が安定し、姿勢の改善にもつながる。

座りすぎによる不調を感じている人は、日常の動作を見直し、無理なく取り入れられる習慣を意識することで、健康を守ることができる。