肩凝り知らずの人間がセラピストに：2023年5月9日｜ことほぐスタイル(ことほぐ style)のブログ

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プライベート

投稿日：2023-05-09 18:41:03.0

肩凝り知らずの人間がセラピストに: セラピストになるきっかけは何だったのか聞かれる事がたまにあります。
私の場合は、ほんとうに大したきっかけもなく、よく知らないまま興味本位でこの業界に飛び込んでしまったという感じでした。

体に対して何の知識もなく、肩凝り腰痛とは無縁の、マッサージなど受けた事もない状態で研修が始まり、お手本のマッサージを受けると悶絶し、なぜお客様はお金を払ってこんなに痛い思いをしに来るのかと疑問に思っていました(^^;;

自分自身が肩凝りや腰痛の経験者なら、その辛さや揉んで気持ち良い箇所が分かるので上達が早いと言います。
私は全く逆で、しかも生来鈍臭いこともあり、それはもう苦労しました。
最初はとにかく教えられた通りの手順でやることが精一杯で、お客様のご要望に沿って臨機応変に施術を組み立てる術もなく、今思うと本当に初期の頃のお客様には土下座して謝りたいくらいです。

そのうえ、当時はおとなしく従順だったのでオーナーからすると使い勝手が良かったのでしょう、実力も伴わないうちから店長に抜擢されてしまったのでさあ大変です。

当時まだ電話予約が主流で、初めましてのお客様があらかじめセラピストの経歴やプロフィールを確認する術も少なかったので、電話口で「店長さんで」とか「一番うまい人で」という指名の仕方をしてくる事がありました。
「うまいというのは主観によりますので相性もありますし…」とこちらがモゴモゴすると、自信もないのにお金取ってるんかとすごんで来られる方もいらっしゃいました(;^ω^)
ただでさえ経験不足でへたくそなのが、威嚇されると委縮してもっと下手になるので、どうかやめて頂きたい。

大阪の中でも特にそういう場所柄でもあったのか、割とそういうハッキリ物事を言われるお客様も多かったので、大変でしたが今思えば鍛えられたのかなあと思います。

それまでの仕事はわりと２年周期で変えたりと飽き性なところもあったので、この仕事をその後そんなに長く続けることになるとその時点では思っていませんでした。
(後半へ続く)