東洋医学のおはなし「物忘れについて」：2024年3月22日｜ブルハ(Bruja)のブログ

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投稿日：2024-03-22 18:48:37.0

東洋医学のおはなし「物忘れについて」: 　みなさん、物忘れとか気になったことありませんか？
「えっと、この部屋に何しにきたんだっけ？」
「ここに置いといたはずなのに無い。別のところに置いたかな？」

　ちょっと怖くなったので長谷川式認知機能検査を受けてみましたハリカイです。問題はなかったのですがまだ少し心配なので脳ドッグを受けようかと思っています。
東洋医学において物忘れについてお話しますと、いくつか病証の可能性が見いだされます。五行でいえば「心は神を蔵し神明を主り、腎は精を蔵し脳に通じる」といわれていています。つまり心が脳をコントロールし腎が脳をささえている、という意味ですね。

　どういうことかといいますと・・・・・
「心」は精神活動と血液循環をコントロールすると言われています。
つまり私たちの意識や思考、判断、また、記憶などの脳の重要な働きは「心」の働きと連動し、「心」の栄養と機能が正常であれば脳は健康的に働けますが、何らかの原因で「心」に不具合が生じると、脳も影響を受け、健全に働きにくくなり、記憶力の低下、思考力、判断力の低下などを招き、ちょっとしたことが思い出せない「物忘れ」などの症状が起こりやすくなる、というわけです。

　そして「腎」は生命力を貯蔵し、成長・老化に大きく関わると言われているため、「腎」が弱ると老化は進み、逆に「腎」が元気で強いと老化も緩やかになると考えており、老化対策には「腎」の強化が欠かせません。「腎」が弱ると脳を支えきれなくなり、脳の衰えにつながります。そのため、老化とともに物忘れが起こりやすくなるのです。

　病証としては心の血が不足する「心血虚」、腎の精が足りない「腎精不足」、血行不良である「お血」、悪い水が淀んでいる「痰湿」、気が滞っている「気滞」　気が不足する「気虚」に分けられ、それぞれの症状が重なり合う事もあります。
それらを予防するために出来ることは色々ありますが、ストレスを貯めずに十分な睡眠をとることをおススメします。

では最後に効果的なツボをひとつ。四神聡（ししんそう）といい、頭の百会を中心に前後、左右に指一本分離れた場所になります。４か所で１セットになる珍しいツボで、脳の働きを活発にし、頭をスッキリとさせます。

物忘れや記憶力に不安を感じる時におすすめですというわけです。また頭の血行がよくなるため、抜け毛や白髪にも効果的です。