何でもかんでも「体幹が弱い」で済まさない！：2023年10月15日｜くぼてらたかひろボディメンテナンス(BODY MAINTENANCE)のブログ

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投稿日：2023-10-15 19:28:31.0

何でもかんでも「体幹が弱い」で済まさない！: 今日のブログは、何でもかんでも「体幹が弱い」で済まさない！というお話です。

「バランスが悪い」＝「体幹が弱い」

「歩く時に横揺れがする」＝「体幹が弱い」

とよく言われて、体幹トレーニングばかり推奨されたりします。

リハビリでも、パーソナルトレーニングでもよく聞くお話です。

私は以前、訪問看護ステーションで勤務して、高齢者や障害のある小児の方の自宅に訪問してリハビリをしていました。

先天的に障害がある方を担当し、歩く時に横揺れする方が多くいらっしゃいます。

そういう方は生後からリハビリを受けていることが多く、ほとんどの方は「体幹が弱い」と体幹トレーニングを中心にリハビリを処方されてきています。

しかし、そのほとんどの方は足首の動きが硬く、内側に歪んでいて外側の動きが硬い状況です。

まっすぐ立つには足首は最低でも地面に対して90°、片足立ちするにはもう少し外側への動きがないとまっすぐ立てません。

寝た状態で足の裏全体を地面に着けた時に膝はまっすぐになりますか？内側を向きますか？
もし内側を向いていたら、地面を踏んでもその力は足首で分散されて関節に負担が掛かります。

膝関節でもまっすぐではないので関節に負担が掛かって力が分散します。

股関節でも骨盤でも体幹でも同じことが起こって、地面から遠くなれば遠くなる程、ブレは大きくなります。

それだけ地面の力をスムーズに伝達できなかったら体幹は働きにくくなってしまいます。

それは、「体幹が弱い」のでしょうか？関節が歪んでいるのでしょうか？

当店では足趾・足首～膝関節までの歪みを整えてまっすぐ立てるように施術します。

低出生体重児で左下肢に軽度の麻痺がある方、筋ジストロフィーの方、ダウン症の方など様々な方を担当させていただきましたが、みなさま体幹トレーニング中心のリハビリでほとんど変化なく横揺れして歩いていたため、頭痛の訴えもありました。

健常者で頭痛でお悩みの方は、病院で検査しても原因不明、心の問題と診断されて精神科を勧められた方も施術させていただきました。

足の歪みを整えて、その歪みの影響で硬く捻れてしまった関節をロープの依れを解いていくように施術して、重心をまっすぐにすることで横揺れは減少して、頭痛も軽減しました。

「体幹が弱い」で済ませていたら、一生変化はなかったのではないでしょうか？