足外側の骨「立方骨疲労骨折」はどういうケガ？：2024年2月4日｜整足院錦糸町店のブログ

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投稿日：2024-02-04 15:23:48.0

足外側の骨「立方骨疲労骨折」はどういうケガ？: 足の甲に位置する立方骨（りっぽうこつ）は、ほとんど可動性がなく、周囲が平面関節で構成されています。
この特性がケガのリスクを減少させる一方で、衝撃や圧迫力を逃がせないデメリットも存在します。
今回のブログでは、この稀なケガである「立方骨疲労骨折」に焦点を当て、その特徴や原因、診断、治療について紹介していきます。

【 1. 立方骨は圧迫を受けやすい！】
1-1 立方骨の場所
立方骨は踵骨、第4・第5中足骨基部、内側楔状骨と隣接し、平面関節でほとんど可動性がありません。

【1-2 ストレスの逃げ場がない！】
立方骨は周囲が平面関節で囲まれ、圧迫や衝撃を逃がしにくい特徴があります。
立位時の外側アーチの沈み込みや歩行中の踏み返し、着地時の衝撃など、常にストレスを受けています。

【2. 立方骨骨折になりやすい人】
疲労骨折の原因は「オーバーユース」であり、特にランニングなどのスポーツ選手、特に10代の成長期においてリスクが高まります。
柔軟性や骨の成熟がまだ十分でないこと、急激な体重増加、練習量の増加が要因となります。

【3. 診断と治療】
3-1 診断・鑑別
立方骨骨折の症状は、立方骨周囲の痛み、荷重時の痛み、運動時の痛みなどが現れます。
単純X線では異常が見られないことが多く、MRIや骨シンチグラフィで診断が行われます。
他の疾患との鑑別が必要であり、ジョーンズ骨折やイセリン病との区別が必要になります。

3-2 治療
治療は足首を直角に固定し、荷重を避けることが基本です。
初期は痛みが出るときだけ運動を制限し、徐々に再開していきます。
アイシングや松葉づえの使用も検討されます。
再発防止のためには、練習量や環境の見直しも重要になってきます。

【4. まとめ】
立方骨は可動性がほとんどなく、疲労骨折のリスクがある部位です。
ランニングやスポーツに従事する人は特に注意が必要であり、適切な診断と治療、再発防止策が求められます。
立方骨疲労骨折に悩む方は、早めの医療相談が重要です。