【第1回】顔面神経麻痺とは？：2025年3月5日｜アキュピタル(acupital)のブログ

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投稿日：2025-03-05 20:54:13.0

【第1回】顔面神経麻痺とは？: 顔面神経麻痺とは、顔の片側が突然動かしにくくなる疾患です。口角が下がったり、目を閉じられなくなったりするのが特徴です。多くの人が「突然顔が動かなくなってしまった！」と驚き、不安を感じることが多いでしょう。
この疾患の主な原因は、顔面神経の炎症や障害です。代表的なものとして、ウイルス感染が関与する**「ベル麻痺」や、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因となる「ラムゼイ・ハント症候群」**などがあります。
顔面神経麻痺の主な症状
* 片側の顔が動かせない
* 目が閉じにくい（乾燥して違和感を覚える）
* 口がしっかり閉じられず、水や食べ物がこぼれる
* 額にシワを寄せられない
* 味覚異常や涙・唾液の分泌異常
発症から1～3日で症状がピークに達することが多く、その後、徐々に回復に向かっていきます。しかし、すべてのケースで自然に回復するわけではなく、適切な治療が必要な場合もあります。

自然治癒するケースとは？
実は、顔面神経麻痺の約80～90％の患者さんは、3ヶ月以内に自然に回復すると言われています。特に、軽度（グレードI～II）の麻痺であれば、治療をしなくても回復することが多いです。
自然治癒が期待できるケース
1: 目を閉じることができる（軽度の麻痺）

2: 額に少しでもシワを寄せることができる

3: 発症から1週間以内に回復の兆候がある
以上の場合は、生活習慣の見直しやリラックスを心がけることで、徐々に症状が改善する可能性が高いでしょう。

治療が必要なケースとは？
一方で、「このまま様子を見ていれば治る」と考えて放置すると、後遺症が残るリスクがあるケースもあります。
積極的な治療が必要なケース
1: 目を閉じることがほとんどできない（中等度～重度の麻痺）

2: 額にシワを寄せることが全くできない

3: 発症から1週間経っても改善の兆しが見られない

4: 顔の筋肉がピクピク動く（異常な神経再生の兆候）
特に、グレードIII以上の中等度以上の麻痺では、回復が遅れたり、後遺症として顔のひきつりが残ることがあります。このような場合は、適切な治療を受けることが大切です。

「自然治癒する場合もあるけれど、放置すると後遺症のリスクもある……。じゃあ、病院ではどんな治療を受けられるの？」
西洋医学での顔面神経麻痺の治療法について詳しく解説します！