しんのう鍼灸院のブログ
サロンのNEWS
投稿日:2025-08-14 17:11:28.0
- 【第2回】尖った石が痛みを取る?
- こんにちは!
しんのう鍼灸院です!
「火で温めた石をお腹に当てると気持ちがよかった」
そんな原始的な温熱体験が、灸のはじまりだったかもしれないというお話を前回お届けしました。
今回はもうひとつの鍼灸の柱、「鍼(はり)」の起源についてのお話です。
刺すって痛そう…と思うかもしれませんが、
もともとは“尖った石”でそっとつついただけ”だったのかもしれません。
ずっと昔、人々はとてもシンプルな方法で体の不調に対処していました。
その中で注目されるのが、[石乏]石(へんせき)」「石鍼(いしばり)と呼ばれる尖った石の道具です。
これは、いわゆる「はじめての鍼(はり)」のようなものと考えられています。
たとえば、ケガをして腫れたところに、鋭い石の先を使って膿(うみ)や悪いものを出す。
また、虫に刺された場所を石でつついて腫れを引かせる。
そんな“手当て”が、だんだんと「刺すことで楽になる」という体験として記憶され、
やがて「鍼」という技術に育っていったと考えられています。
このころはもちろん、経絡(けいらく)もツボもまだありません。
「ここが痛いから、ここを押す・つつく」という、
本能に近い“体との対話”があっただけでしょう。
けれど、やがて「ここを刺激すると、あそこが楽になる」という
体の中のつながりに気づいた人たちが出てきます。
それが、経絡やツボのはじまりにもつながっていきます。
石鍼は、やがて骨・竹・金属と素材を変え、
もっと細く・鋭く・精密になっていきます。
そこに理論がついてくると、「鍼灸医学」としての形が徐々にできていくのです。
ちなみに現代の「鍼」はとても細く、痛みもほとんどありません。
でもそのルーツには、何万年も前に石で“チョン”と身体をつついた、
名もなき誰かの小さな行動があったのかもしれません。
次回は、もうひとつの重要アイテム「もぐさ」――
ヨモギと煙の力についてのお話です。

サロンの最新記事
-
●2025-11-29
-
●2025-11-29
-
●2025-11-27
-
●2025-11-23
-
●2025-11-16
記事カテゴリ
スタッフ
過去の記事
- 2025年12月分(0)
- 2025年11月分(7)
- 2025年10月分(3)
- 2025年9月分(6)
- 2025年8月分(8)
- 2025年7月分(5)
- 2025年6月分(8)
- 2025年5月分(6)
- 2025年4月分(4)
- 2025年3月分(1)
- 2025年2月分(3)
- 2025年1月分(2)
- 2024年12月分(2)
- 2024年11月分(1)
- 2024年10月分(0)
- 2024年9月分(0)
- 2024年8月分(1)
- 2024年7月分(2)
- 2024年6月分(1)
- 2024年5月分(2)
- 2024年4月分(3)
- 2024年3月分(2)
もっと見る
しんのう鍼灸院のクーポン
- 新規
- サロンに初来店の方
- 再来
- サロンに2回目以降にご来店の方
- 全員
- サロンにご来店の全員の方
|
新 規 |
¥6,700 ☆平日限定☆ 【人気No.1】立体造顔美容鍼 45分 ¥7,700→¥6,700
|
|
新 規 |
¥10,000 ☆平日限定☆ 立体造顔美容鍼+体の中から整う全身鍼灸 60分 ¥10,000
|
|
新 規 |
¥7,700 【人気No.1】立体造顔美容鍼 45分 ¥7,700
|
|
新 規 |
¥11,000 【本気で整えたい方へ】立体美容鍼+体の中から整う全身鍼灸 60分 ¥11,000
|
|
全 員 |
¥4,700 【BF限定10名】ドライヘッド鍼+ポスポスプレゼント
|
|
全 員 |
¥8,700 【BF限定10名】美容鍼+コロコロアイテムプレゼント
|

