みまた 駅前鍼灸院のブログ
サロンのNEWS
投稿日:2024-05-11 22:00:10.0
- ざっくり鍼灸解説 第9話 幕末~現代
- ※注意:日本伝統鍼灸に軸足を置く筆者の見解を含みます。すべての鍼灸施術にあてはまるものではありません。
前回は『日本伝来~江戸時代』のはり・きゅうに関する歴史をご紹介しました。今回は、幕末からお話が始まります。
そうして明治維新以降、日本も大きな戦争を経るなかで、救急医療や外科手術に強い西洋医学は医療の中心の位置を確立しました。一方、東洋医学は廃藩置県、廃仏毀釈、廃刀令と同様に、廃止すべきという意向にさらされていました。そうしたなかで、海外の要人を鍼灸や漢方で手当てをして好結果を出したり、『反・東洋医学廃止派』の存在もあった結果、『西洋医学の指導・監督の下で運用すべし』という方針になり、明治・大正時代には法制化と免許制が現代の制度の原型になっています。これが一回目の『日本鍼灸滅亡の危機』でした。
次なる危機は太平洋戦争後の昭和20年。今度はGHQのはたらきかけで再び滅亡しかけましたが、より組織的な『鍼灸存続運動』が実を結び、昭和22年には、さらに現行の制度に近い免許制度になりました。同時に、専門的な教育機関の制度が始まりました。
こうして、2度の滅亡の危機を乗り越えた日本鍼灸ですが、その中で危機感をもって、団結・運動したのが古典医学書をテキストとしている『日本伝統鍼灸』にたずさわる人たちでありました。
この2度の危機で、鍼灸治療が滅亡するのは避けられたのは確かにグッドニュースではありましたが、『痛いところにただ針を刺すだけの存在』に形骸化されかけたことはさらなる脅威でありました。
法制化の一方で片手落ちになっていた、理論の再整備と業界レベル底上げのためには、歴史の荒波にもまれても、なお現代にも通用している古典書物をテキストに研究することが必要でした。
『古典へ還れ』というスローガンのもとに、終戦直後の大変な時代にもかかわらず、多くの若者が集まり盛況を博したようです。わたしの祖父もそういう若者の一人であったと伝え聴いております。
そうして、こうした若者らのなかから傑出した人物を輩出しており、運動の中心的人物のひとりであった岡部素道 先生が北里大学の付属機関で初代の鍼灸診療部長を務めるなど、『日本伝統鍼灸』の復権をなしとげました。
以上、急ぎ足で200年近くの歴史を見てまいりましたが、まずはご興味を持っていただけると嬉しいです。
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