みまた 駅前鍼灸院のブログ
サロンのNEWS
投稿日:2024-05-12 21:55:59.0
- ざっくり鍼灸解説 第10話 日本発祥の道具
- 昨日まで、はり・きゅうの歴史をおおまかにご紹介しましたが、今回は『日本から大きくはり・きゅうの歴史を変えた』(かもしれない)というエピソードをご紹介しましょう。それがこちらです。鍼管と呼ばれるこの道具は江戸時代、ひとりの鍼灸師の着想による発明といわれています。しかし、別説では『すでに発明されていた』という説もあるようですので、ちょっと歯切れが悪いのはご愛敬ということで・・・(;^_^Aそうして、このように持って構え、『鍼を込めて刺す』といった操作に使用するわけですが、こうしたハリの技法を『管鍼術』と呼び、鍼管はガイドチューブの役割があるため、『無痛のハリ』が容易になったという道具です。
この、管鍼術以前のハリはフリーハンドでしたので、難易度は高かったと想像されます。(いまでも、いくつかの理由でフリーハンドで鍼をするケースはあり、こちらは撚鍼術と呼ばれています)
そうした管鍼術の発明者で、世界初の視覚障碍者向けの鍼灸学校の創設者でもあるのが、今回ご紹介する杉山和一という人物です。
1610年に生まれた和一は、5歳のとき伝染病がもとで視力を失ったそうです。そうして、江戸に出て17歳から師匠に付いて修行したものの、22歳のときに『見込みなし』と破門になった。とされています。
途方にくれた和一は、江島神社に参詣します。とはいっても、ただの神社参りではなく、神社近くに宿泊し、21日間断食しながら参拝するというものでした。したがってどちらかというと、『神仏に自身の進むべき道を問う』修行のようなものであったのかもしれません。
と、いうことで21日間を終えた和一はよろめいて転倒してしまいます。そこで立ち上がるとき拾い上げたのは、ハリによく似た松の葉っぱです。しかも、この松の葉が管状のものにスッポリおさまっていたとか。
かくして、管鍼術が誕生した。というお話のようですが、真実か否かはさておき、劇的なお話ですね。
ちゃんとしたストーリーとしては、落語/講談の演目『杉山和一 苦心の管鍼』(すぎやまわいち くしんのくだばり)という作品になっておりますので、ご興味のおありの方はそちらもぜひ。
というわけで、需要もなくはじめてみました、『ざっくり鍼灸解説』はひとまず今回をもちまして終了いたします。
みまた駅前鍼灸院から下村がお送りしました。
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