「病は気から」を考えてみる：2024年5月21日｜撫の樹のブログ

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投稿日：2024-05-21 15:44:46.0

「病は気から」を考えてみる: こんにちは。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
撫の樹の馬塲です♪

「病は気から」
昔からよく聞くフレーズですね。
少なくとも江戸時代にはあった言葉で、解釈も色々ですが

・病気は気持ち次第で良くも悪くもなる
・病気を治すには病気のことを忘れるくらいがいちばん
・精神的な不安が多いと身体的な病気になりやすい

というような意味で使われています。
まあまあその通りなのですが、ちょっと問題なのは「気」が完全に先に来ていることです。

私たちの内臓は"抗ストレスホルモン"を出す働きを担っており、これによって自律神経の切り替えが行われたりします。
そのため、大きなストレスを抱え続けて常に臨戦体制をとっていると、自律神経失調症になるのはごく自然なことです。
さらに、過剰にホルモン分泌した内臓が疲れ、代謝が落ち、血流が悪くなり、いろいろな不調が起きます。
ストレスからくる不調というと不眠、気力低下、頭痛、消化不良などがイメージされやすいですが、ひどい首肩こり、腰痛などももちろん起こります。

でも、抗ストレスホルモンは悪者ではありません。
ここいちばん、頑張ろう！　いいパフォーマンスしよう！　という時、リラックスしきっていたら集中しにくいですよね。
目の前に危険かもしれない物事があるのに、まったりとリラックスしていたら、人間は絶滅しています笑

「病は気から」。
ここで言う「気」がストレスに反応することだとしたら、まるでこの反応自体が体調を悪くする元凶であり、たいへんな曲者のように思えます。
でも、実際には「気」が先でも「病」が先でもありません。
「気（精神的不調）」と、「病（身体的不調）」が相互に作用しあって、ちょっとずつ、全体の状態が悪くなります。

整体は身体のどこか一部位を「治す」のではなく、崩れてしまった本来の大切な機能を「整える」と書きます。
気持ちが落ち込んでいるけど体は絶好調！　とはならず、
身体が重いけど気分はサイコー！　とはならないので、
撫の樹はこの２つを一緒に扱っています。

どちらか1つにでも、両方にでも、不調を感じていたらぜひ休憩しにいらしてくださいね。

撫の樹　馬塲言葉

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