腸骨（ちょうこつ）とは？：2025年2月28日｜キンマク岡山大雲寺院(KINMAQ)のブログ

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投稿日：2025-02-28 16:07:26.0

腸骨（ちょうこつ）とは？: 腸骨は、骨盤を構成する左右一対の大きな骨で、腰の両側に広がる扇状の形をしています。
仙骨（せんこつ）坐骨（ざこつ）恥骨（ちこつ）とともに骨盤を形成し、上半身の重さを支え、歩行や体のバランス維持に重要な役割を果たす骨です。
腸骨の構造と特徴
腸骨は、骨盤の中でも最も大きく、体の安定性に関与する骨です。
1. 腸骨の主な部位
腸骨稜：腰の両側にある縁の部分で、触れることができる。
腸骨翼：腸骨の扇状に広がる部分で、筋肉が多く付着する。
上前腸骨棘：骨盤の前側に位置し、靭帯や筋肉の付着点。
下前腸骨棘：大腿直筋（太ももの筋肉）の付着部。
腸骨窩：腸骨の内側のくぼみで、腸腰筋が付着。
腸骨の役割
1. 上半身の支えとバランス維持
体重を支え、立つ歩く座るといった動作をサポート。
仙骨と連結し、骨盤の安定性を確保。
2. 股関節の動きをサポート
腸骨は股関節の一部を形成し、足の動きをスムーズにする。
腸腰筋と連携し、歩行や姿勢維持に関与。
3. 筋肉の付着点としての役割
腸腰筋・大腿直筋・殿筋群など、多くの筋肉が腸骨に付着。
股関節や体幹の動きに影響を与える。
腸骨に関連するトラブル
1. 骨盤の歪み
長時間の座り姿勢や偏った体重のかけ方で、腸骨の位置がズレることがある。
骨盤の歪みが腰痛や股関節痛の原因になることも。
2. 腸脛靭帯炎
腸骨から膝にかけて伸びる腸脛靭帯が炎症を起こし、ランナー膝とも呼ばれる。
長時間の歩行やランニングで発症しやすい。
3. 腸骨の疲労骨折
スポーツや繰り返しの衝撃で、腸骨の一部にヒビが入ることがある。
長距離ランナーやジャンプ動作の多い競技者に多い。
腸骨のケアとストレッチ
1. 骨盤のバランスを整えるストレッチ
骨盤の前後傾運動：骨盤を前後に動かし、腸骨周辺の筋肉をほぐす。
股関節ストレッチ：腸腰筋を伸ばし、腸骨の負担を軽減。
2. 体幹トレーニング
プランクやヒップリフトで、腸骨周辺の筋肉を強化し、姿勢を安定。
スクワットやランジで、骨盤を支える筋力を鍛える。
3. 整体やマッサージでケア
腸骨の歪みを調整し、バランスを整える。
筋肉の緊張をほぐし、股関節の動きをスムーズにする。
まとめ
腸骨は、上半身を支え、股関節や骨盤の動きに関与する重要な骨です。ストレッチやトレーニングを取り入れ、腸骨周辺の筋肉を整え、健康な体の動きを維持しましょう！