髪の傷みについてのお話：2022年3月21日｜ヘアートークアイズ(HAIR TALK I's)のブログ

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サロンのNEWS

投稿日：2022-03-21 14:27:32.0

髪の傷みについてのお話: ゲストとお話ししていると、

・カラーをすると傷むかしら？

とか

・パーマをすると傷むかしら？

といった質問をかなりいただきます。

その際にお答えしていることなのですが、もちろん、ヘアカラーやパーマは、髪の毛に薬剤処理を施すので、多少のダメージはあります。

とはいえ、よっぽど何度も重ねて、とか、パーマかけすぎてチリチリになった。というものでなく通常のデザインとして楽しむ分には、過度のダメージにはなりません。

私がたくさんの方の髪を見てきた中で一番思うのは、髪が傷む一番の原因は、ダントツで、

「配慮されていないカット」

です。

ここで、写真。

こちらは通常の美容師さんが使うハサミで紙を切っているところです。

結果がこちら

スパッと綺麗な切り口です。

続いて美容師さんが使うセニング。いわゆるスキばさみです。

結果がこちら

切り口が非常にデコボコしているのがわかりますでしょうか？

髪の毛の切り口の断面もこれと全く同じ状態になっているということです。

この切り口を実際に指で触ってみると、もっとよくわかるのですが、ザラザラでとてもじゃないけど手触りの良い状態とはいえません。

だからセニング（スキばさみ）を使う際は、プロの知識と高度な技術、デザインに合わせて計算された使い方をしないと、髪の毛は致命的なダメージを負うことになります。
これが理由で一度傷んだ髪の毛は、その箇所を切ってなくなるまで、二度と元には戻りません。

世の中の美容師さんの中には、もちろん、セニングを使っても、痛まないように計算して高度な技術でカットする方もたくさんいらっしゃいます。

しかしその反面、「馴染ませるため」とか、「軽くするため」とか、さらにはちゃんと切れていないのを誤魔化すために、セニングを乱用して、髪を傷ませてしまうカットをする美容師さんも本当にたくさんいます。そしてそんな美容師さんが「カラーで髪が傷んでいるから、トリートメントもしておきますね」的なことを言って、自分で髪の毛を傷ませておいて、さらにゲストにとトリートメントを勧めて高額になっていくというケースも多々見受けられます。

なので、髪を綺麗に保ちたいのであれば、美容室、美容師を選ぶ際に一番重要だと思うのは、やはりカットへのこだわりがある美容室（美容師）だと強く思います。