ヘアカラートリートメント(塩基性カラー)のはなし本編：2023年3月8日｜ハニー(HaNEy)のブログ

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投稿日：2023-03-08 12:20:21.0

ヘアカラートリートメント(塩基性カラー)のはなし本編: おはようございます。
準備編から時間が開いてしまいました。すみません。

前回簡単に髪の毛の構造をお話ししました。
なぜ話したかと言いますと染まる(発色する)場所に関係があるからです。

塩基性カラーの主な成分は
・基材
・塩基性染料
・HC染料
けっこうシンプルです。
基材は染料などを溶かし込む為のベースの薬剤で塩基性カラーの場合この基材がトリートメントと同じような成分が使われています。

次に発色の要となる塩基性染料
この塩基性染料は電気的な性質を持っており＋の電気を帯びています。
プラスの電気を帯びているものの事をカチオン、逆にマイナスの電気を帯びているものをアニオン、電気的な性質を持たないものをノニオンと言います。
そして塩基性カラーの中には多くの場合塩基性染料の他にHC染料が含まれています。HC染料はノニオンです。

長々とすみません。ここから本題です。

塩基性カラーはどのように染まるか？
塩基性カラーは電気の力で髪を染めてます。
はい…。難しい話に聞こえますが頑張ってください。

髪の毛はマイナスに帯電しています。前述で塩基性染料は＋の電気を帯びたカチオンという話ししました。
＋に帯電したものと－に帯電したものはお互い引き合う性質があります。つまり髪と塩基性染料はお互いに引き合い染料が髪にくっつきます。
このように電気の力でつながっている結合を【イオン結合】と言います。
塩基性染料は比較的粒が大きので髪の中に入っていけません、すなわちカラートリートメントは髪の毛の表面のキューティクルにくっついているだけです。
カラートリートメント(塩基性染料)がダメージ毛に染まりやすい特徴があります。

何故か？髪の毛はダメージが進行するほど強くマイナスの電気を帯びます。
つまり傷んでいる程塩基性染料を引き付ける力が強くなる＝髪にくっつく力が強くなるから染まりやすいという事です。

長くなったのでHC染料は割愛いたします。

最後に染まるイメージはこんな感じです。

というわけでダメージの無い白髪にカラートリートメントで綺麗に染めるのは大変です。
なんとなくわかって頂けましたか？お店で聞いてくれたらもっと詳しく説明します。