小店覚ヱ書キ帖 180 戯言／ユッケ事件ナント五年経過：2016年4月28日｜サロン(SALON)のブログ

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投稿日：2016-04-28 18:18:48.0

小店覚ヱ書キ帖 180 戯言／ユッケ事件ナント五年経過: 先日の戯言の続きです。

ちなみに美容のコンペも出来レースが殆どです。スポンサーや主催者(会社)がいるので、考えてみれば、当然です。しかも、運動競技や自動車レースの様に、コンマ小数点迄ついてハッキリ何秒とタイムが出る訳でもありませんから、デザインコンペ同様、「大変わかりにくい」訳です。

それで、よく賞をとったとかを誇らしげに謳ったり、かつての有名店勤め先の名前を騙ったりしている処に限って、技術を見ると(写真も含む)愕然とさせられる処も多いです(特に地方や田舎程、都落ち故にそれで商うしかないので）

有名店働いていた事実or都会出てた事実＝「腕がすごく良くて間違いない」、この図式が本当であれば、やたらそれを謳っている店が多いこの町、大分のカットをはじめとしたその他の美容施術レベルがもっともっと高い筈なのですが、実際そうでない事こそが、この「賞とったor有名店修行騙(かた)り詐欺」が跋扈している証左な気もします(この町の料理店もジャンル問わず不味い店が多いのも証左かと、フランス行ってました的な店に限って不味いです)。

能ある鷹は爪を隠す、古の人はよくいいあてたものです。

ちなみにデザイン業界より美容業界が未だマシな点があるとすれば、デザイン業界は完全にアカデミック化がされておりますが、美容界に関してはボトム&ブルーカラー業界もとい勉強出来ないバカが多い業界なので、アカデミック化が進んでいない点でもあります(ちゃんとした職人こそ地で頭で良かったり、人物だったりすることも事実ですが)。

故に、学術体系化されていないデメリットもある分、業界自体の「アカデミック的結束」が、起こりにくい、いや起こりえないので、そういう点ではましなのかもしれません(先程申し上げた様に、どこかの中小メーカーor問屋会社が主催といったレベルの局所的に出来レースコンペは跋扈していますが、オリンピック関連や国家規模&莫大予算のコンペ等は絶対ないかと)。

最近ニュースソースで知ったのですがhttp://archive.is/Sls1E、ユッケ事件も、もうナントもう五年も経過。ユッケ事件、厳しい言い方をすれば「生もの」食べる場所を見誤ると究極命に関わる、と云う事でもあるのかと思います。

話は逸れているようですが、要は手前共の業界は当然、どの業界も基本は拝金主義や採算優先主義が跋扈している訳です。だからこそ、常々見抜くしかない、と思う訳です。