尊敬する父：2020年4月19日｜アンジェリオン(Angelion)のブログ

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プライベート

投稿日：2020-04-19 21:44:41.0

尊敬する父: こんにちは、アンジェリオンの内田有紀（弟）です。

元々私が美容師を志すきっかけになったのは紛れもなく尊敬する父の影響です。

父が美容師でなかったら今の自分はいません。

そんな父が今日、天国に逝きました。

肺の病気で自宅療養中でした。

ブログに書くことか迷いましたが、父親の代からのお客様も数多く今でもアンジェリオンに
いらして頂いているのでブログに感謝の気持ちを込めて書くことにしました。

父の病気がわかったのは今から7年前、もって5年と言われ私は動揺しました。
青山のお店で働いている時で妻にお願いして八王子の両親と同居させてもらうことに。
完全に私のワガママですが、余命宣告された父と限られた時間を一緒に過ごしたい、
孫と過ごす事で少しでも笑顔が増えれば病気にも勝てるんじゃないかなんて考えから私のワガママを聞いてもらいました。本当に妻には感謝です。

私が美容師を志したのは小学6年生の時に父親に宣言しました。

小学生の頃、1～2ヶ月に1回父親の美容室で髪を切ってもらうのが大好きだった私は
仕事をしている姿の父親をカッコイイと思いながら仕事風景を眺めていたのを今でも覚えています

カッコイイ仕事でお客様と楽しそうに会話している父親をみて美容師は楽しい仕事なんだと少年ながらかってに思っていたのが当時の志望動機です。

そんな父は仕事人間で、サッカー少年だった私は、父親にサッカーの試合を見に来てほしくて、
でも父は休みの日も仕事をするくらい美容師の鏡。
覚えている限りでは見に来てくれたのは2～3回くらいかな。
見に来てくれたときはそれは、それはハリキリましたよ（笑）

そして小学生の時書いた作文で覚えているのが
父親が仕事から帰って玄関で「ただいま～」の声が聞こえるとめちゃくちゃ嬉しいと書いたのを
思い出して、同居中の最近ではそれが逆になり
私が朝、玄関で「行ってきまーす」と言うと父から「行ってらっしゃい！」と聞こえてくる。
そんなやりとりに少し背筋が伸びるような感覚になっていましたね（笑）

コロナで臨時休業になり、天気の良い日に庭で父の髪をカットした3日後のことでした。
タイミングを見計らったように天国にいきました。
人に気を使う父親らしいなと思いました。

今の私があるのはあなたのお陰です。本当にありがとう!
まだまだ父には追いつけませんがこれからも頑張ります。