観ました！：2019年7月30日｜ヘアーウニール(Hair Unir)のブログ

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投稿日：2019-07-30 11:27:30.0

観ました！: 【レヴェナント】

監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
主演レオナルド・ディカプリオ
原作マイケル・パンク

アメリカ西部開拓時代。
実在の罠猟師ヒュー・グラスの体験した過酷なサバイバルの旅を描いている。
この作品でディカプリオは、初のアカデミー賞主演男優賞を受賞している。
イニャリトゥ監督も2度目の監督賞を受賞。

1823年、アメリカ北西部の極寒豪雪地帯。
主人公グラスは、息子と二人で動物の毛皮を獲って売るハンター団のガイドとして雇われ、同行していた。
先住民の襲撃を受けた一団は多大な犠牲者を出してしまう。
なんとか逃れた者を引き連れ、一団の隊長ヘンリーはグラスの提案に従い、山を越えるあるルートを選択する。
1人先行して偵察に出ていたグラスは、運悪くグリズリーの親子に遭遇し、瀕死の重傷を負う。
隊長はグラスを連れての移動を選択するが、険しい雪山の厳しさについにグラスを残して出発することを決断。
グラスの最期を看取り埋葬する者として、彼の息子ホークと若いジム、そして曲者のジョンの3名が残る事になる。
ジョンは他の2人がの目を盗んで、さっさとグラスを殺して出発しようとするが、ホークに見つかり揉み合いの末、刺殺する。
動けないし話す事も出来ないが一部始終をグラスは見ていた。
その後、半生き埋めにされたグラスだが一命をとりとめ、息子のカタキを討つため、ボロボロの身体を引きずり這いずりながら、ジョンを追い始める。
そして過酷なサバイバルが始まった。

《感想》
アカデミー主演男優賞は伊達ではないです。
ディカプリオの鬼気迫る演技は観る価値があります。
動かない身体を必死に引きずり、時には屍肉をくらい、傷口をわざと焼いて止血し、吹雪の時には死んだ馬の腹を切り裂いて中に入り暖をとる。
常に生と死の狭間に身を置き、ギリギリ生きている状態。
それでも目的を果たす為、生きぬく為にはどんな事でもする。
『生』への執着・執念。
絶対に死なないぞという強い思いを素晴らしくリアルに、そして激しく演じていました。
R-15指定で、熊に襲われるシーンなどは目を覆いたくなりますが、一見の価値ある作品です。
70点！！