エイジング毛：2019年3月8日｜イレス札幌円山店(IRESU)のブログ

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投稿日：2019-03-08 19:46:16.0

エイジング毛: 今回は”エイジング毛”　についてちょっと掘り下げてみます。

エイジング毛とは、年齢を重ねることで変化する髪の毛のこと。

ざっくり例を上げると

・髪が細くなる

・ハリ・コシがなくなる

・クセが出てくる

などがあります。

こらは頭皮の老化によって起こる現象です。

毛細血管からの栄養によって毛乳頭で生まれた髪の元は毛包の中で髪の毛として作られ皮膚から生えてきます。

この時頭皮が老化した状態だと

血流の低下、新陳代謝の低下などにより毛包が委縮し髪が細くなったり、立毛筋の弱体化によりペタンと寝やすくなったりします。

筋肉のコリや皮膚の柔軟性の低下により毛包がゆがみ、髪がうねりやすくなったり毛穴に皮脂が詰まりやすくなったりします。

その他にも年齢を重ねると髪がパサつく、ダメージしやすいと感じる方もいると思います。

髪の毛は、20代では髪内部のタンパク質（コルテックス）の密度が高く、キューティクルもきれいな層になっていて、毛髪断面はほぼ真円の状態です。

しかし40～50代になるとコルテックスに空洞ができ、毛先にいくほどキューティクルが消失、毛髪断面にもゆがみが生じます。

キューティクルに関しては20代の健康な髪が7層あるのに対し、40～50代になると3～4層に減少し、
それによる強度の低下が60％ほどという研究データもあります。

生えてくる段階からこの状態の髪は外部からの刺激にとても弱く、パーマやカラーによる薬剤刺激はもちろん、紫外線、ドライヤーやアイロンによる熱、ブラシやまくらなどによる摩擦でもダメージしやすいです。

そして自己修復機能のない髪の毛は、ダメージすると元には戻れず、さらに弱ってしまったことでダメージは加速してしまいます。

これらのことはお顔や体同様、年齢を重ねることで頭皮や髪にも自然と起こってしまう老化現象です。

紫外線ケアをしたり、化粧水や美容液を使うお顔同様、
髪に対しても極力ダメージさせない施術、そして定期的な髪への栄養補給が大切だということが少しでもわかって頂けたら幸いです。