完成編：2024年3月28日｜サイ(SAI)のブログ｜ホットペッパービューティー

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サイ(SAI)のブログ

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投稿日：2024-03-28 18:37:50.0

完成編: 芸術を批評したいなら論理が入り込めない箇所があることを理解しなければならない。音楽も然り言語化できない箇所が在る。それは未知でありいずれ与える感性へと昇華される。その現象は謎である。謎の解読も面白い。論理を用いて真理に迫れば謎ゲーの始まりだ攻略本を読み漁り理解したつもりでいる（いたい）その領域は目には見えない境界線となり、隔たる壁となる。その壁を壊すのもまた芸術であり音楽である。論理が謎を追い越す日はこない。
彼は七日間で作品をつくりあげた。彼の作品は原型を留めることはない。現にあの時の面影が分からない箇所がある。そらそうだ作品の上を人が踏み歩くわけだから。転がり変化し続ける。その意味で完成の定義をもたない。参加型芸術作品にも共感する。床（下）に描かれているという特性上本人の意思とは関係なく無自覚に。SAIに来れば99%の確率でシャンプー台を利用してしまう＝作品の上を踏み歩くことを意味する。半ば強制的に作品に影響を与えてしまうのだ。靴の裏がどんな状態か正確に把握出来ている人は少ないだろう。無意識に忖度なく図らずして芸術に加担しその一部となってしまう。そんな芸術があってもいい。個人的にはとても好きな在り方だ。
時間はめっちゃ大切。めちゃくちゃ大事。時間があれば解決できない問題はほぼ無くなる。時間さえ残れば全てを解決する。彼がつくる作品からそんなことを感じる。人間のレンジ（寿命と植物のレンジでは桁が違う。高々80年の我々が下手したら億年生きれる植物になにを思う。宿れば一億年後は見れない。かたやその可能性を残す植物。対立項にすらならないただその存在を知り近しく思うなら変わる何かがあってもいい。　
結論を急ぐつもりはないが我々に出来ることは残すことに寛容になることだと思う。わかった気にならず、謎に寛容になり、図らずして起こる現象を面白がり。悲しいかな連続するからつながっていくのに存在を残したがるね。

出会って間もないのに気持ちの良い作品を残してくれたクスモト君、クスモト君とのキッカケをくれた大ちゃん。大ちゃんに報告すれば“嬉しい共通点ができた”と粋な返し。
まるっと全部ありがてい。ありがてい。ありがてい。