どっちがいいの？ウェットカットとドライカット：2023年10月16日｜ミマール(mimar)のブログ

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投稿日：2023-10-16 22:09:13.0

どっちがいいの？ウェットカットとドライカット: 皆様こんにちは。
カットの時には、髪を濡らして切るイメージを持たれている方は多いのではないでしょうか？
SNSで見るカット動画も、濡れた髪をピシッと切っているのをよく見る気がします。

私も長年、髪を濡らして切っていましたが、ここ数年はドライで切る事が多いです。

今日はウェットカットと、ドライカットのメリットデメリットを解説します。

カットは髪を濡らして切るのが基本的とされています。濡らすメリットは、髪を分けたり、引っ張り出したり、扱いやすい事です。その方が正確に切りやすいという事になっています。実際乾いた髪を切るのは、コームからスルスル落ちたりして難しいです。

ですので、濡らしてラインをしっかり切り形を作り、乾かして、量や質感を整える、というのが一般的です。
ドライカットのメリットは仕上がりをイメージしながら切れるという事です。

私も、ウェットカットを教わり修行してきましたので、長年、濡らしてしっかり切る、という事にこだわってやってきました。

一方、それぞれにデメリットもあります。
ドライカットは、髪の扱いが難しい事です。濡れていると髪は柔らかく切りやすいのですがその逆です。また、ペタッと分けたくてもフワッと戻ってきたり、扱いが難しいです。
ウェットカットは、長さやボリューム、質感がわかりにくい事です。また、綺麗に切れてる錯覚してしまうのもウェットのデメリットです。

私がウェットカットをドライカットに変えていったのはこのデメリットが、致命的だと思ったからです。

そもそも、美容師が、綺麗に切れたと思ったところで、お客様が、切りすぎ、長い、と思ったら、意味がないのです。

そして、ウェットカットの方がラインを綺麗に切れるという常識も、違うなぁと、感じるようになりました。

つまり、乾いていても、綺麗に切れます。これはウェットカットを長年こだわってやってきたからだと思いますが、

濡らして切ると、お客様は最終の長さがわかりにくい、そして乾かして軽くすると、大体、思ったより短いとなるわけです。

私は、長さや、最終イメージを、お客様が切られながら分かるに切るようにしています。その方が安心感があり、少し切りたい、軽くしたいなど、お客様も判断しやすいと考えています。
そんなわけで、カット中は雑誌は置いて頂き、しっかり前を向いていただくようお願いしております。