ダメージ〇〇%減の表記について♪：2020年7月29日｜グラントオブヘアー(Grant of hair)のブログ

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ビューティー

投稿日：2020-07-29 17:06:13.0

ダメージ〇〇%減の表記について♪: こんにちは♪

今日は少しショックなお話。

当店でファイバープレックスのボンドセラムを扱っているのですが、
その商品を見たお客様の言葉
『これって、傷まないブリーチのやつですよね？？』

ほほう、、、、
最近よく聞く質問の一つ、、

ヘアカラー等のダメージにまつわる記事は、
過去ブログをご覧ください♪

さて本題ですが、

ごめんなさい、、、痛みます。

ダメージ94%カットや、枝毛、切れ毛98%削減！
などと書かれていますので、
お客様からしたら、言葉の通り傷まないと思いますよね。

誤解や、その後のトラブルがないよう説明いたしますと、
通常のブリーチと比べて4%しか傷まない。というわけでも、
髪の強度を94%保つ。というわけでもないです。

この94%や98%という数字がどこから来るかはわかりませんが、
しいて言うなら、
他のブリーチをした時と比べて、髪の状態や、手触りが良い。
と言う表現が1番しっくりきますかね。

その理由、
そもそもファイバープレックスの作用を簡単に説明すると、
ジカルボン酸（マレイン酸）と言う2つのカルボキシル基を持つ化学物が主成分になっていて、
髪の内部の『フィブリル』同士の剥がれを防いで、髪の内部補強をして、
2剤のような役割の同メーカーのトリートメントで、
結合という名の『コーティング』により、
手触りの向上と成分の流出をしにくくしてるという理屈ですので、
カラーの処理剤や補強剤を使ってブリーチをした状態と同じです。

つまり、コーティング剤や補強剤で
その時はダメージしていないように感じても、
時間が経ち、成分が髪の毛から出たら
ダメージの差は、ほぼ無いです。
これは事実！ブリーチは確実に痛みます！

とは言っても、
Grantでも、ファイバープレックスブリーチは使っています。
理由は、石峰が使い慣れているので
ブリーチの進行の判断がしやすいから！

大切なのは、使い慣れた商材でパワーコントロールの精度を上げる事と、
ダメージ過多の部分に塗布しないなどのケアブリーチ力です。

良い商材なのに変わりはありませんが、
メーカーや美容師の過度な表現には十分注意し、
98%削減などを鵜呑みにせず、
その後のトラブル（訴訟問題など）を未然に防ぎましょう。

では♪