ダメージケアに　2：2024年5月4日｜ルームプロデュースドバイアミカ(Room produced by Amica)のブログ

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ビューティー

投稿日：2024-05-04 12:31:50.0

ダメージケアに　2: 前回の続きですが、カラーやパーマでのダメージでは髪の毛の主成分のケラチンが少なくなってしまっているのでケラチンを補給していく必要があるけれど、どんなケラチンでもいいというわけではないという内容です。
ケラチンの内容等、細かく話していくととても長くなるのでざっくりとした説明ですが、トリートメントに使うケラチンは羊毛、羽毛、人毛等から抽出することが多いのですが何から抽出するかよりも、どう抽出するかによって効果が感じられるか変わってきます。

だいたいは強いアルカリ性の薬剤で毛をドロドロに溶かしてからケラチン成分を抽出していきますが、アルカリが強いとケラチンが本来の状態ではなくなり、死骸のようなものになってしまいます。こうなったケラチンはどれだけ髪につけてもダメージケアとしての効果は期待できません。

また、ケラチンの分子の大きさも重要で大きなケラチンは髪の毛のキューティクルの隙間から髪の内部に入っていけずに内部の補修効果も期待できません。
大きなケラチンは髪の表面近くにくっついて、軟毛の人であれば少しハリが出て感じたり、硬い髪質の方であればゴワついて感じる事もあるかもしれません。
美容室でのトリートメントでもそんなケラチンが入ったトリートメントも多くあります。
たまに広告で見たりする生ケラチンなんかも分子が大きいので内部のケアは難しいです。

目的によっては高分子ケラチンと言われるケラチンも使った方が良いパターンもありますが、内部のケアのためには髪の内側まで浸透できるくらい分子が小さく、なおかつ生きた状態のケラチンを使う必要があります。
本来の効果が感じられるケラチンはダメージ毛にはハリも出ますがゴワゴワするかんじではなく、しなやかな柔らかさも出てくれます。

そのために特殊な方法で、あるべき状態のままのケラチンを抽出できていて効果の高いトリートメントで当店ではまずは内部補修からしていきます！

それから髪に大切な成分の１つである「脂質」も補給していきますが、それはまたお話させていただきます。