スタイリング剤　Q&A：2024年1月18日｜ポンテ大橋店(ponte)のブログ

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投稿日：2024-01-18 16:16:19.0

スタイリング剤　Q&A: 【Q「ヒートプロテクト成分」とは何？】

【A 髪を熱から守る、もしくは熱を利用して髪をケアする成分】

ドライヤーやアイロンの熱から髪を「守る」もしくは「熱を利用してケアする」大きく2つに分かれます。

前者は、元々熱に強い成分（メドフォーム油、セラミドなど）が、キューティクル部分に付着して熱によるタンパク変性やCMCの流出を防ぎ髪を守ります。

後者は、低分子のケア成分が、髪のダメージホールに浸透し、熱によって高分子化して定着。
その結果、潤いやなめらかな手触りをつくったり、セット力を高めたりします（ヒートプロテイン熱反応性ポリマーなど）。これらは、アイロンやドライヤーを使用する前に使うスタイリング剤に配合されていることが多いです。熱によるダメージから髪を守ったり、熱の力を利用してカールを形成・保持したりします。

【Q スタイリング剤は時間がたつとどうしてベタつくの？】

【A 油分が毛髪に吸い込まれるから】

スタイリング剤中の油分によります。
スタイリング剤中に配合されている液状油分が時間によって毛髪に吸い込まれ、ベタつきや重さにつながり、スタイリングした状態が崩れてしまいます。一度ベタついてしまった場合は洗い落とすしかありません。薄くのばして塗布したり、少しずつ塗布したりと、過剰にスタイリング剤を塗布しないような工夫をし、ベタつきを予防しましょう。
また、吸い込みにくい液状油分を採用して、時間経過によるベタつきが起こりにくいよう
設計されたスタイリング剤も販売されています。

【Q セット力の強弱の調整は、どのように設計されてるの？】

【A 3種類のセット成分の配合量を調整することで強弱をつけている】

ワックスを例にすると、セットカは、セットポリマー、固形油分、液状油分の量によって調整されています。セットカは水で薄めて弱めることができますが、剤の粘度が下がるため、適切な使用感・塗布感が得られず、スタイルをセットする力や質感が、望んだようになりません。