僧侶の帽子は肩こり筋肉！？：2013年10月18日｜整体サロンルミエール池袋のブログ

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投稿日：2013-10-18 13:00:27.0

僧侶の帽子は肩こり筋肉！？: こんにちは、池袋腰痛センター院長カイロプラクターの高橋です。

『僧帽筋』という筋肉があります。この筋肉は背中の表層（表面）にあって、後頭部から左右の肩甲骨、そして背中上部を大きく覆う菱形をした大きな筋肉です。

名前の由来は「僧侶の帽子のような筋肉」です。
僧侶の帽子といっても日本のお坊さんの帽子ではなく、キリスト教のカプチン会修道士がかぶるフードのことなんです。
カプチン会修道士がかぶる大きなフードが三角形になっていて、僧帽筋の形に似ているんですね。

専門的な用語で説明すると以下のようになります。

僧帽筋
（起止）
上部：後頭骨、項靭帯
中部：T1～T6の棘突起、棘上靭帯
下部：T7～T12の棘突起、棘上靭帯
（停止）
上部：鎖骨の外側1/3
中部：肩甲骨の肩峰、肩甲棘
下部：肩甲骨の肩甲棘
（主な機能）
上部：肩甲骨の後退、挙上・上方回旋
中部：肩甲骨の後退
下部：肩甲骨の後退、下制・下方回旋

主な機能をみてもらうと分かりますが、肩甲骨を自由自在に動かすのに関与しています。
そして、肩甲骨に関与するということは...『肩こり』に密接に関係する筋肉なんです！

写真や絵で見てもらうと分かりやすいのですが、肩こりの時に揉んだり叩いたりしたくなる場所はちょうど『僧帽筋』がある場所と一致しませんか！？
実は『僧帽筋』は『肩こり筋』といわれる位なんです。

特に、PC作業などのデスクワークで、頭を前に突き出し、両腕を前に持っていき、猫背に背中を丸めている姿勢を長時間続けていると、僧帽筋はずっとストレスがかかった状態になってしまいます。

筋肉にとって何が一番辛いかといえば、それは...『同じ状態が長時間続く』ことなんです！
『僧帽筋』についても全く同様で、デスクワークで僧帽筋にストレスがかかり続けると、僧帽筋は緊張状態になり、血行やリンパの流れも悪くなり、肩こりが始まります。

そうならないために、一番大事なことは...『同じ状態を長時間続けない』ことです。
デスクワークの際には1時間を目安に、飲み物を取りにいくなり、お手洗いにいくなり、意識的に席を立って姿勢をリセットしてください。

それでも、もう手遅れになっているという方は...池袋腰痛センターにお越しください！

院長　高橋