そもそもなぜ眠るの？：2024年5月9日｜ラクールのブログ

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投稿日：2024-05-09 00:50:06.0

そもそもなぜ眠るの？: なぜ眠るのでしょうか？
一度は疑問に思ったことがあると思います。

眠らずに動き続けることができればやりたいけど時間が足りないといったこともなくなるかもしれません。
ですが人に限らずほぼ全ての生き物は必ず睡眠を取ります。

なぜ眠らなければいけないのでしょうか？

一般的に、睡眠は疲労回復のためと思われることが多いようです。
もちろん疲労回復のために睡眠は重要な役割を果たしているのですが、それだけではないということが近年、広く知られるようになってきました。

眠ることの重要な役割

まず一つ目は『脳の最適化』です。
起きている間、脳は物事を認識し記憶し想像して創造してコンピュータのように目まぐるしく動き続けています。

コンピュータが動き続ければ熱を発し、動きが重くなるのと同じように、脳も15～16時間連続で動き続けると機能が低下してしまいます。
そんな低下した機能を回復し、脳内の神経回路を整理、修復してくれるのが睡眠なのです。

睡眠の役割二つ目は『記憶の定着』です。
勉強し覚えたことは、脳内の「海馬」というところに一時保存されます。
この海馬にある一時保存された記憶を「大脳新皮質」に長期記憶として保存し直す作業が睡眠時に行われています。
眠らなければこの作業が行われないため、記憶力が低下してしまうとも言えますね。

睡眠の役割、三つ目は『ホルモンバランスの調整』です。
深い眠りと言われる「ノンレム睡眠」の時に【成長ホルモン】が分泌されます。

成長ホルモンは子供の成長だけでなく大人の体の修復にも使われ、睡眠不足になると肌荒れが起きやすくなってしまいます。
また、睡眠負債が溜まると食欲に関するホルモンの分泌に乱れが生じるので、太りやすくなり生活習慣病のリスクが高まるとも言われます。

睡眠の役割四つ目は『病気の予防』です。
睡眠不足になると交感神経が優位になり、高血圧や心臓病といったリスクが高まることが知られています。
さらにアルツハイマー病の原因となりうる物質は、睡眠時でないと脳から排出されないこともわかっています。

上にあげたように睡眠には体の疲労回復以外にも多くの効果があります。
忙しいからと睡眠時間を削ってしまうと、これらの恩恵を受けることができなくなり病気や死亡リスクが高まります。

食事や運動と同じように睡眠も見直し健康な体を手に入れましょう!