冬になると【冷たい手足】のワケ。：2018年2月9日｜アトリス(Atriz)のブログ

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投稿日：2018-02-09 12:43:47.0

冬になると【冷たい手足】のワケ。: 今年は、昨年に比べ寒いような気がしますが、みなさんの、体感はどうでしょうか？

もちろん、私も「末端の冷え」は悩みの種でもあります。体は、寒いと血管が収縮するから「手足」が
冷たくなってガタガタと震えが起こると熱を作り出そうとします。これは誰にでも起こる生理的反応。

そこで、体温調節には特別にコントロールする血管があるそうなんです。

【体温調節を支える血管って？？】
寒さを感じたときに、人は熱を出すまいと皮膚の温度を下げますが、どこから下がっていくのか？
と言うと「手足」の先からなんです。
手足の先には【ＡＶＡ】（どうじょうみゃくふんごう）という、特殊な血管があるためなんです。

では、この血管はどんな時に作動するかというと？
身体が熱くなって「この熱を早く外に放出したい」というとき。と、反対に寒いときは、「外に熱を出したくない」となるので血管は閉じてしまいます。
血管が閉じると、手足を流れる血液量が減少するため手足が冷たくなってしまうのです。

手足の冷えというのは、身体が体内の熱を逃がさないように行っている一種の防御反応なんです。

ちなみに、【冷え症の人とそうでない人の差は！？】
同じ温度でも、人によって冷える段階に個人差があります。腕や指、足が長いといった体格や
皮下脂肪や筋肉の量によって違ってきます。

「皮下脂肪は断熱材」と言われるように、熱がなかなか逃げていかないので、
手足など末端の血流を増やしてそこから熱を逃がそうとします。そのため脂肪の多い人は「手」が温かい傾向があります。

逆に脂肪が少なくやせている人は、もともと胴体から逃げていく熱量が多いため、わざわざ手足に血流を増やす必要がなく少し温度が下がっただけで血管は閉じてしまうんです。
これが、冷たくなる人とならない人の差ってことになります。

寒いときに熱の放出を抑えるのに一番に注意することですが、優先して温めるべき箇所は「胴体」と「首」です。

寒い時、まずは体幹を温めることが基本中の基本です。
常に皮膚温を上げ、皮膚の周りの熱を逃がさないことが冷え対策のポイントです。ご自分の血管がどのように働くかを意識してみて下さい。

冷えない為の身体づくりで「冬」を乗り切りって薄着になるころには露出できるような身体になっていましょうね。