右脚へのしびれとお尻の痛みがある方の症例：2020年9月15日｜キヅカイロプラクティックアネックス(KIZU ANNEX)のブログ

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投稿日：2020-09-15 10:51:13.0

右脚へのしびれとお尻の痛みがある方の症例: 今日、ご紹介するのは「右足のしびれと痛みのは、左腰が原因だった」
という症例です。
以前にもご紹介しましたが、このパターンの方は多くいらっしゃいます。
先日もご来院いただいたので、再度、ご紹介させていただき、
同じような症状をお持ちの方の参考となればと思います。

性別　：　女性
年齢　：　68歳
職業　：　専業主婦
症状　：　右下肢へのしびれと右お尻と腰の痛み

２週間ほど前から右脚にしびれと右のお尻と
腰に痛みを感じるようになった。
以前から腰の違和感やだるさなどを感じる事はあった。
最近になってサーキットトレーニングに通うようになり、
調子が良いように感じていたが、
だんだんとしびれが出るようになり、腰にも痛みを感じるようになった。
趣味は登山で2週間後の登山に行きたいと来院されました。

（　検査　）

・右脚に多重をかけると、しびれがと痛みが増すので、上体が左に傾いていた。
・右に身体を曲げると症状が増悪。
・SLRにて30度付近で痛みが増悪。
・右の梨状筋が過敏になっていた。
・左の殿筋群、腰筋、腸腰筋が過緊張を起こしていた。

（　分析結果　）

右へ体重をのせることで、右の梨状筋への負荷がかかり、
坐骨神経を圧迫しているものと考えられました。
SLRにて少ない角度で痺れが増悪するのも、
梨状筋への負荷と考えられます。
右の梨状筋は敏感になっているので、
かなりの持続的な負荷がかかっていることが考えられました。

（　施術　）

右の梨状筋への施術は避け、左の過緊張している筋肉へ施術を行った。
加えて左の仙腸関節へ矯正を加えた。
右の梨状筋へは、股関節の施術で間接的に緩める操作を行った。
施術後はしびれが70％消失しました。

（　解説　）

梨状筋症候群は同側の股関節の側方への
負荷が強くなると症状がでることが多いと思われます。
その原因となるのが同側の内転筋群の緊張、
反対側の殿筋や腰筋、腸腰筋の緊張です。
この場合、右の梨状筋の緊張を疑っても
そこへ施術を加えると症状は悪化します。
何が原因で緊張が起こっているのかを
慎重に見極めることが重要な症状でした。
この調子であれば2週間後の登山も可能だと思います。