在宅ワークきっかけの首の痛み：2021年2月8日｜キヅカイロプラクティックアネックス(KIZU ANNEX)のブログ

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サロンのNEWS

投稿日：2021-02-08 16:57:29.0

在宅ワークきっかけの首の痛み: （症　状）

30代　女性
慢性的な首の痛みと腰痛
在宅勤務が始まり、首の痛みが出てきました。
首を動かしたときに痛みがあり、仕事をしているときにも違和感がある。
仕事中は気づいたら猫背になる。
ジムでウエイトトレーニングを習慣にしてる
トレーニング中にウエイトを持ち上げたとき腰を痛めてしまった。
靴下を履く時、長時間座っている時に痛みがあるが、痺れなどはない。

（分　析）

首の可動域に大きな左右差はない。
首に圧迫を加えると、首に痛みがあった。
触診では、圧痛があり、筋肉にも緊張と圧痛があった。
腰は、身体を前後に倒すと痛みがあある。
腰・お腹の筋肉は、緊張している。
腹筋の筋力検査をすると極端に弱い。
腹筋の状態で維持してもらうと、身体は小刻みに震え、首に力が入っている。

深呼吸をしてもらうと、肋骨の動きが悪く、十分な呼吸が出来ていない。

（施　術）

首の筋肉が固まっていて、関節を圧迫しているため
それを解放するために筋肉を緩めながら矯正した。
張り感はあるが、動かしても痛みがない状態になった。
腰は歪んだ骨盤、可動性が低下した肋骨を矯正し
骨格的に負荷がかからないようにする。
矯正後、靴下をはく動作の痛みは、来院時よりも半減した。
今後は腹筋を使うようにエクササイズ
肩が上がらないように呼吸をすることを意識してもらう。

（考　察）

この症例は姿勢不良に加え、首の筋肉が
腹筋の弱さ、肋骨の硬さをカバーし続けたことによって現れた症例です。
仕事中、首肩に力が入った状態が続き
首を圧迫して痛みが現れました。（痛みをまねいたのは姿勢不良）
この症例はトレーニングをする習慣がある方で
トレーニングの時に息があがります。
呼吸で胸郭を拡げますが、動きが悪いと
呼吸が早くになったり、肩を上下させたりします。
いずれも首の筋肉を使うものです。
首への負担が増え、違和感が出たと思われます。（肋骨の硬さ）
腹筋の検査で現れた首の筋肉を優位に使うは、腹筋の弱さをカバーしていています。
お腹・腰の前後のバランスを取っていけば、
腰痛の改善と首の筋肉を優位に使う現象は落ち着き、首の違和感も消えていくでしょう。
前後のバランスが取れていない今の状況で、トレーニングをすれば、再発も考えられます。
腹筋のリハビリをして、徐々にステップアップしてくのがいいと思います。