キャパシティ：2024年4月15日｜ロマンルーム(Roman Room)のブログ

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投稿日：2024-04-15 10:05:33.0

キャパシティ: 以前どこかで見かけた2枚の絵。

1枚は、1人の子の背に1本の矢が刺さっていて泣いている。一方、その子の手を取って支えているもう1人の背には、何本もの矢が刺さっている。（お互いの矢は見えない設定）

もう1枚は、崖から落ちそうになっている女の子と、その子の手を取って引き上げようとしている男の子。ただこの男の子の背には大きな岩が乗っかっている。
一方で落ちそうな女の子の目の前の岩肌には、蛇が待ち受けている。（お互いの状況は見えていない）

この2枚の絵。
何を感じ取れますか？
今文章で現しているので、文面から絵を想像していただかないといけませんが。。。

最初の絵。
例えば、大多数の人が傷つかないだろう言葉だったり、出来事があった時、1本の矢で泣き崩れている子からしたら耐えられないほどのことだった（キャパオーバー）
慰めている子は、何本もの矢が刺さっているけれど、1本の矢で傷ついた子を慰められるくらいのキャパを持っている。ただ、苦しさもある中でなんとか支えている。

沢山傷ついてきたり、悩んだり苦労して乗り越えたからこそ、人の痛みがわかる（沢山の矢が刺さっている子）
と言う解釈と、こんなことくらい乗り越えられないの？こんなことで傷付くの？と思うようなことだって、人によっては深く傷付くことや思い悩むこともあるということ。キャパが違うのだということ。

そしてもう1枚の絵。

男の子は岩が乗っていて苦しい。女の子に対して、どうして早くあがってこようとしないの？
女の子は蛇がいて怖くて這い上がれない。どうして早く引き上げてくれないの？

それぞれ育ってきた環境も違えば、今抱えている問題、その人の背景は分からないということ。
仕事だって、家庭だって言えることなのかなと思います。

自分が相手に対して思うことはあれど、その人の背景にはどのような環境や思いがあるかは分からない。
相手の立場に立って物事を考えてみるというのは、こういうことなのでは、と考えます。

勿論、絵に対しての感じ方もまた人それぞれなので、何が正解、何が間違いではないということが大前提ですが。

今日は、深く考えさせられる絵のお話でした^ ^