【慢性症状】　動かない関節ができるまで　その2：2023年6月18日｜エンジュ(enju)のブログ

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投稿日：2023-06-18 19:29:14.0

【慢性症状】　動かない関節ができるまで　その2: 今回のテーマは‘動かない関節ができるまで‘。その２
前回の続きとして書いていきます。

強い痛みが落ち着いて、気になる頻度は減ったのに
何か月も、何年も治りきらない状態を‘慢性化‘といいます。

前回に挙げた例のうち、膝の痛みを解説することで、
痛みが慢性化し、動かない関節になっていく過程を
みていきましょう。

階段を降りるときに現れる痛みの多くは、ふとももの前側の
筋肉が固くなることが原因となっています。

さらに、ふとももの前側の筋肉が固くなる状態のほとんどが、
骨盤の前側の筋肉が固くなることから起こっています。

これを踏まえて、膝の痛みにもどりましょう。

膝が痛む直接の理由は炎症です。
膝関節付近のどこかが損傷し、炎症が起きるから痛むのです。

半月板、じん帯、筋肉、軟骨などいろいろな場合があります。

階段を降りるときに痛む原因がふとももの前側にある理由は
使われる筋肉が主に前側だからです。

前側の筋肉が働くことで刺激を受ける部位で
炎症が起きていると考えられます。

階段を上る時にも痛みが現れるようになると、
前側の筋肉が常に固く、主な働きをしない動作でさえ、
炎症部位を刺激する状態が想像できます。

ここまででわかることは、
骨盤の前側の筋肉→ふとももの前側の筋肉→
膝関節付近の損傷　と問題箇所が広がっていること。
そして状態が悪化していることです。

免疫が本来の働きをしていれば、筋肉が固くなるほどに
疲労をためず、回復します。

膝の痛みが現れる前から、筋肉が固くなり、その範囲が広がるほどに
免疫の働きが落ちていたことがわかります。

次回はさらに、膝関節の損傷が慢性化していく過程を
深堀りしていきたいと思います。

そしてこれを読むことで、自分の痛みが慢性化しつつあると
気づいた方が、適切な治療を始められるきっかけになれば、
何よりの喜びです。

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木下　貴之

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