正しい『野菜ジュース』の選び方知っていますか？：2020年2月29日｜鈴木薬手院橋本本院のブログ

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投稿日：2020-02-29 16:28:59.0

正しい『野菜ジュース』の選び方知っていますか？: 野菜ジュースは、日常生活で不足しがちな野菜の補給に、大変便利で好都合なものである。というのは、野菜料理は意外と手間がかかるからだ。肉だとそのまま加熱できるのに、野菜はそうは行かない。生野菜は丁寧に洗わないと、砂や虫が心配だ。多くの場合、切ったり、皮をむいたりなどの調理が必要となる。そのため、料理の時間がないと野菜不足になるわけだ。
　　　また、外食の場合も野菜の摂取は少なくなる。サラリーマンなどは昼食の時間が十分にとれなくて、簡単に済ますことが多いようだ。この様な時に、まず不足するのが野菜である。野菜は血圧の上昇の予防に役立つカリウム、ビタミンC、便秘を予防する食物繊維の大切な補給源である。そこで利用したいのが『野菜ジュース』である。
　　　野菜ジュースの缶は小さく見えるが、１本に100～200g分程度の野菜が入っている。しかも、ジュースになっていても、ペクチンなど水に溶ける形の食物繊維がたっぷり含まれているのである。
　　　野菜ジュースには、トマトを主とするものと、ニンジンを主とするものとがある。各種の野菜を取るためには、トマトやニンジンだけのものよりは、他の数種の野菜を加えたものの方が、よりベターである。
　　　ところで、野菜ジュースを利用する場合、必ず表示を、見ることが必要である。と言うのは、せっかく野菜の栄養素を利用したいのだから、100%なものであることが望ましい。実は法律の規定で、「ジュース」と言う名称は100%でないとつけられない事になっている。
もし、薄めたり、味付けなどをして味を調整したりしてあると、ジュースと言う名はつけられない。したがって、ジュースとはっきり書いてあるものを選ぶことである。
　　　加工してあるものには、ジュース以外の名称なら何を使ってもよいので、ドリンク、サワー、シェイク、ミックスなど、さまざまな名前が使われている。ラベルだけ見ていると、うっかりしてしまう事が多いので、買う時には十分に気をつける必要がある。この１００%の表示の決まりは、野菜だけでなく、果物のジュースも同様である。
　　　なお、野菜ジュースには、食塩の添加と、ニンジン系ではレモン果汁の添加が許されているが、野菜ジュースを何本も飲む時には、食塩摂取量も無視できなくなるので、食塩無添加表示のあるものを選ぶと良い。