【複数症例☆バレエでの股関節痛の原因は？】：2023年5月19日｜アキハ(AKIHA)のブログ

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投稿日：2023-05-19 08:39:15.0

【複数症例☆バレエでの股関節痛の原因は？】: みなさん、こんにちは♪

「マニュアルフィジオサロンあきは」のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

身体の痛み治療のスペシャリスト
“認定徒手理学療法士”の齋藤賢一です。

最近バレリーナの学生にたくさんお越し頂いているので、その中でも多いクラシックバレエでの股関節痛の症例を紹介したいと思います。

バレエの基本姿勢と言えば、
アン・ドゥオールやプリエに代表されるように、つま先を180°開いた姿勢が基本ですよね。

バレリーナは幼少期からバレエを始めてとても高い柔軟性を持っている子供がほとんどだと思います！？

でも中には、ひざとつま先をしっかりと外側に向けた姿勢が取れずに悩んでいるバレリーナも多いです。

なぜこの基本姿勢が取れないのでしょうか？
ひざが外側に捻れないから？？
足首が硬いから？？？
→このように認識している子供や親御さんも多いようですが、これは誤りです！！

脚のつけ根である“股関節の外旋”可動域が制限されているとこの基本姿勢が正しく取れません。
なので、無理やりその姿勢を取ろうとするから股関節が痛くなるということが起こり得ます。

症例１の小学生女性のバレリーナは、まさにこのパターンで股関節が痛くなっていました。
↓
その改善のためには、制限されている股関節外旋可動域の拡大を図るための施術やストレッチが必要ということですよね！！

バレリーナの中には、この基本姿勢は正しく取れるのに股関節が痛くなるというパターンもあります。

バレエのルーティンで前後・左右への開脚や前屈など多方向へのストレッチはしっかりしているのになぜ痛くなるのでしょうか？

ここで股関節の正常な機能を考えてみましょう！
股関節は球関節と呼ばれる構造で、肩関節と同じく多方向に大きな可動域を持っているというのが大きな特徴です。

可動性が偏ることによっても股関節痛を生じるということです。

症例２の中学生男性バレリーナがこのパターンに当てはまりました。
↓
股関節外旋可動域は十分に確保されていたものの、反対の内旋方向が制限されていたことが股関節痛に繋がっていました！

他の競技やスポーツでも同じですが、一方向に動きが偏ってしまうと様々な痛みに繋がります。
コンディショニングとしては、反対方向へのケアも必要ということですよね！

お悩みの方は、お早めにご相談くださいね♪