【40代女性☆股関節が痛くて普通に歩けない！？】：2023年7月21日｜アキハ(AKIHA)のブログ

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投稿日：2023-07-21 08:29:28.0

【40代女性☆股関節が痛くて普通に歩けない！？】: みなさん、こんにちは♪

「マニュアルフィジオサロンあきは」のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

身体の痛み治療のスペシャリスト
“認定徒手理学療法士”の齋藤賢一です。

今回ご紹介する症例は、
【40代の女性】で飲食店を経営していらっしゃるクライアント様です。

1年以上前から右の股関節に痛みを感じ始め、カイロプラクティックや整体など様々な施術を受けてこられましたが、いまだに痛みが取れず、さらに太ももや膝下まで痛みが広がり、普通に歩けない状態になっていたクライアント様です。

『股関節が痛くて歩き方を忘れてしまった！？』
とのことで当サロンを受診していただきました。

身体機能評価では、
歩行分析にて、右のつま先が外に開き、腰が引けた状態で、骨盤を変に捻って歩くことが癖づいていました。（専門的な表現を使うと、ターミナルスタンス：立脚後期にかけて股関節伸展運動が使えないことによる異常歩行）

実は、このように歩き方を忘れてしまうという現象はよく生じます！
症状が長期化すればするほど“疼痛回避姿勢や動作”が身に付いてしまうからです。

このように身体の使い方が固定されてしまうと、さらに機能障害を助長し、痛みの悪化や持続へと繋がってしまうわけです。

というわけで、
本症例の場合、症状の改善のためには、正常歩行の再獲得が最優先課題でした。

徒手療法（マニュアルセラピー）によって、
鼠径部（股関節の付け根）の腸腰筋をリリースし、腰椎と骨盤の仙腸関節の可動性を引き出し、股関節伸展可動域の拡大を図りました。

この機能改善が、前述のターミナルスタンスにおける歩容の改善に直結しました！！

施術後に歩行を再評価すると、
『あれっ、スムーズに足が振り出せる！？』
『股関節の痛みを感じない♪』
と変化を引き出すことができました。

ただし、これで簡単に癖が取れるわけではありません。

正常歩行のための３つのポイントをご指導しました。
１．へそから引っ張られるようなイメージで！
２．頭頂部から背伸びをする感覚で！
３．かかとからしっかりと接地すること！

このポイントをおさえることで、
施術で得られた股関節伸展可動域が歩行の中でも使えるようになり、股関節痛の緩和と正常歩行の獲得に繋がりました！

理学療法士
齋藤賢一